おまかせ焼鳥コースを楽しむ!「もつ焼き 酒場野田」(押上)

スカイツリーが出来てから数年経った今、未だに飲み歩いた事の無い街押上に電車で降り立ったのも初めてな私が向かったのは「もつ焼き 酒場野田」である。

スカイツリーが出来てから駅周辺は物凄い勢いで開発されたそうだが、少し離れれば下町情緒溢れる街並みは今尚健在。小さな個人商店が何店舗かあり、一本裏路地に入ると小さなスナックもポツポツ。

「もつ焼き 酒場野田」は、駅から繁華街とは言い難いような辺鄙な場所にある。駅からは近いのだが、線路沿いでポツンっと佇んでいる。

気になっていたお店の一つ。下町系の魅力溢れる酒場を紹介しようと思う。

予約可能!「もつ焼き 酒場野田」へ、突撃訪問

とある平日の夜。仕事が早く終わってしまった私は家に閉じこもる訳にもいかないので飲みに行く事にする。

早めに帰宅した際、既にジムでトレーニングも終えているので喉がカラっカラ。当日予約で行く場合はリーズナブルに料理と飲み物を楽しめるお店を選ぶ事が多い。

鮨屋や焼鳥屋、おまかせコースで出てくるようなお店の場合昼間の食事から夜に備えて控えめにする事が多く、美味しく楽しむ為の戦闘態勢が必要だからである。

今回目星を付けた「もつ焼き 酒場野田」、電話してみると18時半までの来店だったら予約は受け付けているのだが、それ以降は行って空いていたら座れると。

ダメだった事も視野にれた上で行ってみる事にする。

都営浅草線の帰宅ラッシュはこんなにも混雑しているのかと初めての体験をした。

東急東横沿線に住んでいた時もラッシュを体感した事何度かあるが同等の苦しさだった。出来れば体感したく無い事をしてしまった・・・。

押上駅から歩く事数分、到着。2010年2月にオープンしたそうだ。小上がりになった出入り口は無性に入り難い雰囲気を醸し出している。

二段上がってスライド式の扉を引き、

私 「すみません。2名なんですが入れますか?」

店主 「2名さん?ちょっと待ってね!今カウンター席片付けば大丈夫だから」

ホッとした瞬間だった。

別の選択肢もあったのだが、正直ここで食べ飲みしたかったので一安心。店主は昔ヤンチャそうな雰囲気が今では色気のあるちょい悪系のオッチャン。奥様も店主と雰囲気は似ているが綺麗な方で程良い距離の接客が楽。

無事に入れた事なので、早速堪能して行きたいと思う!

「もつ焼き 酒場野田」を堪能する

席に着くなり店主から一言、

「今日は串焼きおまかせコースしか出来ないけど大丈夫?」と。おまかせコース、一体何本くらい出て来るのだろうか?「鳥さわ 22」スタイルでお腹一杯になる手前でストップする位の量が出てきたら流石にキツイな。

咄嗟に、「何本くらい出て来ますか?」聞くと、

「今日はネタ少ないから5本くらいだね!」。席が空いていた事に続きホッとした瞬間だった(笑)

通常メニューはこのような感じ。

もつ焼きや1本150円〜160円。野菜のシイタケの方が高いのは驚きだった。おまかせの焼鳥屋へ行くと野菜抜きにして貰うことが増えた。お腹空いている状態でとことん美味しくてジューシーな鶏肉を味わいたいからだ!

煮込みもつ刺しもある。

一品料理はほぼあるそうなので、串焼きとは別に注文出来る。もともとに仕込み量も多く無いそうで、無くなり次第営業終了のスタイルを取っている。

アルコールの種類は豊富だ。地名にちなんだスカイツリージョッキの生ビールがあったり、店名が付いている野田ボール(焼酎ハイボール)というのもある。

飲み物を注文し楽しんでいこう。

乾杯は瓶ビール。

サッポロラガーがあると必ずと言っていいほど注文する程好きな銘柄。冷えた瓶に程よい苦味とコク、汗かいた後の喉をグゥーっと刺激してくれる。

友人は野田ボール。

いわゆる焼酎をオリジナルにアレンジした下町ハイボールみたいな一杯。強炭酸と程良い甘みと香りの立った野田ボールは何杯でも飲めそうなくらい美味しい。

(危険)

お通しは山形出汁を乗せた奴。

刺身は日替わりであるそうで聞いたらガツ刺しをオススメしてくれたので頂く事にした。

刺しと言っても生ではなくボイルしてあるので表面は火が入っているが中はレアで色艶が素晴らしい。ニンニク醤油とたっぷりの刻み葱で食べビールで流し込む。

クゥゥゥ〜〜〜、空きっ腹なのもあってかガツ刺し一つでも極上に感じる。

大好きなマカロニサラダは注文から外せない。

見た瞬間、「これは好みのやつ!」と思った。コクが強そうなマヨネーズは、多分カレー粉が少し入っている。青海苔や人参も入っているがジャンキーなマカロニサラダは堪らなく好き。

お酒のとの相性も良いとは思うがご飯のおかずとしても活躍しそうな味をしている。マカロニサラダ好きの方にはぜひ食べて頂きたい一品。

おまかせ串焼きが出て来た。

1本目は大山鶏のもも焼。炭火で強めに焼かれた皮目は香ばしく中は脂も強くジューシーな仕上がりをしている。

脂身の甘みも大山鶏ならではの特徴も楽しめる。

続いてハラミ焼。

ん?待て待て。最初に出て来たのは大山鶏で次は牛ハラミ??店名には「もつ焼き」と掲げているが、鶏や牛肉も楽しめるそうだ。

もちろん素材のクオリティも高ければ焼の技術も素晴らしい。いい意味で脂を落とし旨味を閉じ込めているの。レベル高いな。

豚レバー。

新鮮で角張った豚レバーは新鮮でないと臭みが前面に出てしまうので素材が命と私は思っている。和辛子で食べるのも良いが、個人的にはレアに焼いてごま油と塩で食べたいな。

バイスサワーを頂く。

焼物には炭酸系の飲料が抜群に合う。今宵もバイスと野田ボールをガブガブ飲もうでは無いか(笑)

かしら。

細長く串打ちしたかしらを見たのは初めて。一見不揃いのつくねかと思ってしまったくらい形が歪だ。

味付けはおまかせにしたのでタレで出て来た。ここのタレは甘さとトロミが重なっているのから味が強く感じてかしらの旨味が分からなかった。

塩でお願いするのが無難なような気もする。

皮焼で5本コースが終了。

追加したく肉は何がありますか?と聞くと、もう無いって(笑)。ほぼネタは出てしまったそうで、後は一品料理か野菜ならあると。

飲み物を追加し、後何品か楽しむとする。

 

椎茸を注文。1本250円の椎茸がどんなものかと思ったら、以外に小さく貧相(笑)

ジューシーで水々しいのはもちろんだが、期待値の方が優ってしまった。まっ、私が食べたかったわけではなく友人が注文し一つ頂いたので気にしない!

厚揚げ。

強めの炭で焼かれた厚揚げもシンプルな物。周りは香ばしく中はトロッとクリーミーな仕上り。

そんでもって最後はキノコチーズにした。隣の方が食べていたのを見て美味しそうだったので注文する。

シンプルイズベスト!香ばしいチーズにたっぷりにタバスコの最強コンビ!!

バイスサワーで流し込みご馳走様でした。

少ない品数で店主のこだわりが詰まった料理と雰囲気が良かった。近所にあったら通いたくなる酒場だな〜

食べ終えて

観光地になった押上駅だが、観光客は相手にしていないと思う。こだわりの強い店主ならではのおまかせコースのみのスタイルは外国人にも受けなければ観光客も入りにくい。

店内は広めの席作りをしているので隣同士広々と座れるのも好感が持てた。(喫煙は嫌だけど)

21時ラストオーダーのお店は20時半頃閉店していたので早い時間に行ってネタがあるうちに楽しんだ方が良いので、次回はオープン時間に行き食べたい物をとことん楽しんでみたいな。

押上周辺、少しずつ開拓していこうと思う。好きなお店ありましたら情報お待ちしています!

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