小洒落た割烹料理屋があった!「炭手前 鷽」(水天宮前)

食べるのが好きな知人に教えてもらった近所の和食割烹料理屋「炭手前 鷽(すみてまえ うそ)」(水天宮前)へ行って来た。

炭手前という店名が付いているので、炭焼きを中心とした料理がメインらしい。鷽(うそ)の意味は分からないが、そもそも鷽(うそ)と読める人いるのかな?

漢字に弱すぎる私は読めないし、調べて分かった(笑)

とりあえず、友人と2人で楽しんできたので紹介しよう。

当日予約で行ける貴重なお店!「炭手前 鷽」へ行って来た

仕事が早く終わった日はどこか飲みに行く。

近所に住む友人が1番フットワーク軽いし気軽に行けるから真っ先に声を掛けるようにしている。

「今日暇してますか?軽く行きません??」みたいな感じでメッセージすると、二つ返事でOKとの事。店はいつも私がチョイスするので、知人に教えてもらった「炭手前 鷽」を選んだ。

ただ、当日予約で行けるかどうか分からなかったので電話する。

結論、空いていたので入れた!店主曰く、まだまだ認知度が低いので当日でも入られるので是非お願いします、と。

昨今の予約困難店ブームが凄いが、当日予約で行ける飲食店は重宝したいと思っている。

何度かお店の前を通った事があるとは思うが、全く気が付かなかった。

オープンして1年弱位。独立店だと思ったが、本店が岩本町にあるそうだ。(今度行ってみます)

食事は8,000円と12,000円のコースのみ。

電話予約の段階で説明があり、せっかくなので12,000円のコースをお願いした。

飲み物は日本酒やワインが多くあり、店主に好みを伝えると選んでくれるのも嬉しい。

こちらの炭で料理を作っていくのだが、目の前に座ったので暑い。

真夏だというのもあるが、熱気がこもって額に汗掻きながら楽しむ形になった。(空調だけもっとよくして欲しい)

 

それでは、堪能していきたいと思う。

12,000円コースを堪能する

乾杯は麦ジュース(ビール)。

汗掻きながら飲むビールも悪く無いね(笑)

茶碗蒸し。

鹿児島のナマズやトマト、ブルーチーズや生コショウが入った遊びココロ満載の茶碗蒸し。

ナマズ、鰻の代用として人気になりそうだな。食べても分からない位鰻の食感に似ている。

生コショウのキリッとしたアクセントも良い。

直ぐに日本酒を頂く。

お猪口は自分好みに選べるやつ。

個人的にはこだわりがないので、手間にあるやつを選んでしまうけど、好きな人には嬉しいかもね。

毛蟹と自然薯。

北海道の毛蟹を炭火で焼いて身をほぐし、蟹味噌はリコッタチーズと和え、自然薯と一緒に混ぜ混ぜして食べる。

日本酒とよく合う。

複雑な割烹料理な様に思うかもしれないが、味はストレートというか食材をシンプルに活かしている。

稚鮎(ちあゆ)。

長野県の稚鮎とトウモロコシ、そこに穀物酢で味付けしてる。トウモロコシの甘みと穀物酢の酸味、稚鮎がより一層美味しく感じる。

今日はワインの気分!

という事で、白ワインを頂く事にした。

フルーティーな味だが、香り高くスッキリしている。実に飲みやすい。

春キャベツと太刀魚。

野菜も炭で焼くと、味が全然違うね!炭の香りが付くからなのか、香ばしくて甘みが強くなる。

太刀魚の卵を使ったソースも塩気があって旨い!

これは、メジマグロを表面だけ炙ってキクラゲや干し椎茸が乗った一品。

なんて説明すれば良いのか分からないが、決して高級食材を使っているわけではないけど、バランスが良く上品且つ高級感がある。

食べると、それぞれの特性が活かされストレスを感じない。

このような料理を割烹というのか?

鰻とズッキーニの揚げ物。

鰻ソースが濃厚でご飯が欲しくなる。

宮崎県の長茄子と北海道の生ウニ。

胡麻クリームソースと雲丹の甘み、長茄子の水々しい食感が高級ジュースみたいで面白い。

鮑(アワビ)。

五島列島の鮑を低温でじっくり火入れし、柔らかく且つ旨味を逃さないように調理している。

言うまでもなく、柔らかくムッチリし甘い!

和牛炭火焼。

鹿児島の和牛を使い、部位はシンシン。上質な脂身と旨味の強い赤身、そこにブルーベリーソースをかけているの。柑橘系でさっぱりさせるのはよく見かけるが、ジャムみたいに濃厚なブルーベリーソースをかけるとは・・・

またこの組み合わせも計算されているかのように、口内が幸福なんだよね。もっと食べたくなる一品!

調子乗って、赤ワインボトルも入れた。

グラスワインの方が割高だと思ったので(笑)

青森県の水タコ。

本わさびの香りは良いけど、水タコを煮過ぎて旨味が逃げてしまっている。残念。

黒バイ貝と鰯の削り節。

鰯の削り節の香りが良く、炊きたてのご飯に乗せて食べてみたくなるな〜

絶対美味しいはず!!

〆は蕎麦!

店で手打ちしている自家製の蕎麦は、普段9:1らしいがこの日は8:2。

蕎麦粉の香りと冷たい出汁、かなり食べ飲みしたがスイスイ胃袋に入っていく。

和食屋や割烹系のお店では〆に蕎麦が出てくるお店が多いね。蕎麦一つでも、異なった味とこだわりなので面白い!

最後にお茶を頂き、ご馳走様。

食べ終えて

お会計、1人20,000円くらい。

当日気軽に行けるのは良いけど、ちょっと飲み過ぎたかな。(この後、近所の居酒屋に行って飲み直した(笑))

価格的には気軽ではないが、勉強になった。食材をこだわりから、調理技法など、知らないことが多く勉強不足なので経験値が上がったと思えるお店だった。

和食や割烹は複雑で難しいが、これから少しずつ食べ歩きをしインプットしていきたい。

先ずは気軽に行ける和食店を攻めていこう!

次の日、二日酔いだったことは言うまでもない・・・。

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