御徒町にて町中華巡り。
1ヶ月のうち夜店を予約している日数は10日前後。なので、空いている日の方が多い私は当日予約で行けるお店を多く回るよにしている。
もちろん、予約しておいた方が心も身体も夜の食事に合わせられるので昼食を控えることが出来るし、暴食はしない。
今回紹介する「中華 大興(タイコウ)」は、地元民に愛されている名店。何食べても料理が美味しいとの噂を聞きつけ行ってきた。
町中華でも本当に当たり外れがハッキリ分かれるので、多少不安な気持ちはある。
果たしてどんな感じなのか?
早速紹介しよう。
外観ボロボロの「中華 大興(タイコウ)」へ行ってきた
上野・御徒町周辺ってどんなイメージある?
アメ横があったり上野動物公園へ遊びに行ったり、観光メイン方はそんな感じかな。
飲食店だけで考えれば、ガード下には無数の飲食店が立ち並び、立ち飲み屋を初めて昼間から飲めるお店も多く、リタイヤした老人や休みの日に若者がワイワイ楽しんでいる。
何店舗か私のブログでも上野・御徒町エリアを紹介している。が、正直街並みは好きじゃない。ピンク系の街でもあれば、外国人の洋服屋のキャッチも多く、清潔感も全くない。
そこら中ゴミがあったと思えば、人間慣れしたネズミもウジャウジャ出没する。地元に根付いた飲食店も多いが、客層は地元で幅利かせて威張っている所も多く、一見としては居心地が悪い。
時代にあっていないというか、そこを脱却したい飲食店は多いはず!
(あまり書き過ぎると台東区区民からバッシング受けそうだからやめておこう)
当日予約で行ってきた。
「30分後に2人入れますか?」と、電話すると混んでいるけど席取っておくね!だと。
御徒町駅から徒歩数分、路地を入ったところに外観から見ても相当歴史ある建物が今日の目的地「中華 大興」。戦後の闇市時代に創業したそうで、以前は屋台で営業していたそうだ。
店の前に乱雑に置かれた段ボールの中に、ミッキーが何匹かいるのを発見してしまい、入るのやめようかな?と躊躇する。
ゴキブリは大丈夫なんだけど、ミッキーが本当に苦手でどうしよう・・・。まー、せっかくここまで来たし予約しちゃったからね。
流石に店内で発見したら、その時点でお会計して帰る予定だけどね(笑)
それでは、お邪魔します。
「中華 大興(タイコウ)」を堪能する
入店し予約名を伝えると、2人掛けのテーブル席に案内される。
むしろ、その席しか空いてなく、見事に満席。人気があるのが分かる。見た感じ、地元民が多く私が上で話していた通りの光景が、、、。
まー、ここは黙って楽しもうではないか(笑)
前菜、点心、魚介料理、肉料理。
中華料理らしい、メニュー数が実に多い。
豆腐・玉子料理、野菜料理、スープ、麺類、飯類。
こんなに多かったら、厳選して選ばなくてはヤバイ。一品でも失敗したら、後悔するし腹も一杯になってしまう。
飲み物も種類が豊富だ。
ひとえに町中華といっても、ここまでアルコールが充実しているお店は少ないような気がする。個人的にはかなり高ポイント!
さて、何を注文しようかな。
瓶ビール
乾杯は、キリンラガービールの瓶。
このサイズのグラスがあまり好みでなく、水飲みコップの方がお店に合っている様な気がする。
お通しなのか、柿ピーが出てきた(笑)
餃子
ビールのお供、餃子は外せない。
1人前5個。
皮は薄め。
焼き加減は弱めで、モチモチ。餡は肉と野菜半々くらいで、サイズ感も大き過ぎず小さ過ぎない。
味のインパクトは少ないけど、一品目なのでこの位の味付けが個人的にはちょうど良い。
瓶ビールもあっという間に無くなり、ハイボールにした。
無難に角ハイボールが何杯でも飲める気がする。山崎や白州も美味しいけど、何杯も飲むなら角派だね!
春巻き
春巻きは1人前2本。
実は焼売が名物らしく注文したら、売切れ。(残遠過ぎる)
ただ、春巻きもキノコたっぷりの餡がきっしり入って最高に旨い!
紹興酒ボトル。
友人は紹興酒ボトルを入れたので、私も付き合うことに。
(結局角ハイボールは一杯だけ)
鶏モツ(冷製)
味がしっかり染み込み、燻製された鶏モツ。
味も香りも食感も、おつまみとして優秀。最初に注文すべき一品!
マカロニサラダ
マカロニ好きなら食べておかないとね。
マヨネーズたっぷり濃厚マカロニサラダ。家でも頑張れば作れる完成度(笑)
蒸し鶏のラー油ソース掛け
よだれ鶏に似てなくもないが、また違う。
ラー油の辛味と黒胡麻の風味、ニンニクと生姜のアクセントが柔らかく蒸した鶏とよく合い癖になる。
個人的にはかなりオススメしたい。
水餃子
水餃子、皮が餡の形にかたどられ様なビジュアルが好き。
皮がモチっとした水餃子もいいけど、こっちの方が肉の旨みをダイレクトに楽しめる。
エビのマヨネーズ炒め
メニュー表の中に、印が付いているのがお店のオススメらしく、こちらも注文。
今までが全て良かった分、今日一残念だったエビのマヨネーズ炒め(涙)
坦々メン
紹興酒も無くなってきたので、〆は坦々メン。
坦々メンもお店によってスタイルは様々。青梗菜が乗った高級感ある物もあれば、ラーメン屋が提供している麻と辣の刺激が強い物もある。
ここのは初めて見るビジュアルだ。
完全な胡麻の海にラー油が所々に浮いている。
濃厚な胡麻の味が強い坦々メンかと思いきや、決してそうではなく、しっかり辛さもあり旨味と甘みが強い。
見た目も初めてなら、味も初めまして。
欲を言えば辛さはもっと欲しいけど、辛いのが苦手な友人も食べられると言っている。しかも、美味しってさ。
坦々メン好きの方、上野・御徒町周辺で飲んだ〆は変なラーメン屋行くより「中華 大興」が間違いない。
この辺で、ご馳走様でした。
食べ終えて
デートには全く向かないお店。客層も地元の人間が多ければ、外にはミッキーが居る。
ただ、料理は旨いもん食べさせてくれるので間違い無いでしょう。この感じだったら、何度か通って全メニュー制覇してみたところだな!
調べてみると、ランチはリーズナブルにラーメンとチャーハンのセットだったり日替わり定食が楽しめるそうなので、先ずは昼の定食で様子見もあり。
一つ思ったのは、上でも書いた地元民が多いのが勿体無い。この料理のセンスと味だったら、値段を上げて外部からの客を多く引き連れた方が絶対良いね!店の看板も無くして、シャッターも閉めて隠れ家的な感じにするか、完全予約制のコース料理一本のみ!
「中華 大興」さん、どうですか?
客単価上げて、もっとゆっくりした時間で儲けられますよ(笑)
なんて、私の独り言。
また夜何人かで飲みに行きまーす!