銀座にある「鮨 とかみ」へ行ってきた。
ここはかつて、ミシュラン三つ星を獲得している「鮨水谷」があった場所。
しかも、オープンからわずか1年でミシュラン一つ星を獲得し、一気に人気になった。
なかなかタイミング合わず行ってなかったけど、知人が大将と仲良いので予約を取ってもらい、ランチを堪能してきました。
銀座界隈は高級寿司屋が多いけど、ランチがリーズナブルなお店も多く、「鮨 とかみ」その一つ。
どんな感じなのか?早速紹介していきましょう。
予約必須!ミシュラン一つ星の「鮨 とかみ」へ初訪問
アクセスは新橋駅でも銀座駅、どちらも同じくらいの距離だと思う。
個人的にアクセスが良い、新橋駅から歩いて行くことにした。
平日の12時前の新橋駅銀座口は、飲食街の方ではないので思ったより閑散としている。
いつもは仕事ついでに新橋や銀座に車で来て、ランチをするので電車で来ると新鮮感がある。
上でも話したけど、予約は知人にお願いして取ってもらった。
ホームページを見ると、予約は月初に受付し翌月分を取るシステム。かなり予約困難ではあるけど、ランチは空いている事も多いそうだ。
実際、予約候補日を伝えると、どの日も1人だったら空いているそうなので大丈夫ですよ、と返信があった。
寿司屋へ行くのは1人が行きやすいし、案外予約困難店でもすんなり入れたりするから都合が良い。
外国人観光客が2組と私と常連らしき方が1人、空席が3席ほどあり、タイミング良ければ当日でも滑り込めそうな気がした。
12時オープンと同時に入店し、早速「鮨 とかみ」劇場を堪能しようと思う。
ランチのコースは3種類!16貫(12,000円)のコースを堪能する
ランチはコースが3種類あり、当日行ってから選べるシステムになっている。
握り10貫 5,000円(税別)
握り13貫 8,000円(税別)
握り16貫 12,000円(税別)
(夜は21,000円(税別)のコースのみです)
お腹の空き具合に合わせて選べるけど、せっかくなら握り16貫のコースをお願いする事にした。
握り〜前半戦〜
「飲み物どういたしますか?」
「すみません、お茶でお願いします」
この後運転する予定があったので、お茶で我慢する事にした。寿司屋といえば、ビールで喉を潤して、日本酒をチビチビやりたいところだけど、我慢。
隣の外国人はシャンパンをガブガブ飲んでいるし、1人で来ている客は日本酒を楽しんでいる。裏山。
ガリ。甘みが少なく辛味が後から追いかけてくる辛めの味。
メジマグロの燻製。
燻製された香りが良く、新玉ねぎとの良く合う。
(握りだけだと思っていたら、おつまみが出てきて、さらに日本酒が飲みたくなってしまった。)
真鯛。
厚めに切っている真鯛は寝かせているのか、身がむっちりして柔らかい。
最初はタンパク系で攻めてくるスタイルのようだけど、「鮨 とかみ」名物とも言える赤酢のシャリがパンチ有り過ぎる(笑)
全ネタ同じシャリで握るのかな?
アオリイカ。
大きなアオリイカを薄く3枚に引いて細切りにしているので、繊維が口内で全くない。
イカの甘みがダイレクトに感じ、シャリと一体化されて旨い。
赤貝(あかがい)。
包丁の入れ方が綺麗。コリコリした食感が良い感じだ。
春子鯛(かすごだい)。
皮目が柔らかく、身がしっとり。黄身おぼろの香りも良く、かなり好きな春子鯛です。
赤身漬け。
鮪のために計算されたシャリでしょ?
物凄く相性が良くて、今まで食べてきた鮪の中で一番シャリとマッチしている。
中とろ。
中とろと言っても、刺しが多く大とろみたいなもんだ。
脂が爽やかで、シャリに負けない鮪の味の強さが口内に広がっていく。
どっちがメインなのかわからなくなってくる(笑)
極め付けは大とろだ。
鮪3連ちゃん出てくるお店も珍しい。
鮪は有名な「やま幸」から仕入れているというだけあって、素晴らしいの一言に限る。
存分に鮪を堪能した!
小肌(コハダ)。
鮪続きだったので、さっぱりした小肌は口内が喜んでいるようだった。
酢が強い小肌と赤酢のシャリ、酢のダブルパンチも強烈だけどね。
車海老。
型こそ大きくないけれど、茹で加減がレアな車海老はめちゃくちゃ甘かった。
これが天然の甘みなのか養殖なのか全然わからないけど、色的に天然なのかな?
お店のよって茹で加減が変わるので、車海老一つでも味が違って面白い。
久しぶりに好みの車海老に出会ってしまった!
握り〜後半戦〜
鰆(さわら)昆布〆。
いい意味で鰆が柔らかすぎて、歯がいらなくとろけた。
白魚(しらうお)。
白魚を桜の葉で蒸して香りを加えているようです。
桜の葉で〆た握りは以前食べたことあったけど、蒸した物は初めて。
聞いいてみると、昔から伝統の調理法らしい。
ヤバ、知らなかった。勉強になりました。
お椀。
そろそろ終盤かな?
煮蛤(にはまぐり)。
開き方や煮方が上手だと、ここまで身が柔らかくなるのか?
蛤の握りとしては、自分至上No. 1の美味しさだった。
鯖(さば)。
3枚に薄切りした鯖を並べ握る。大きな1枚の切り身よりシャリと混じり合って纏まり感がある。
鯖の酸味と脂身も絶妙だ。
雲丹(うに)。
箱に『銀次郎の生うに』と書かれていた。ブランド物なのかな?
盛りのサービスも良く、店主が一言「ヤバイ、盛り過ぎちゃった(笑)」と。ありがたいサービスです。
終盤で喉黒(のどぐろ)が来た。
このパターンたまにあるけど、脂身が強い部位は最初の方に出してもらった方が、美味しく脂がキツくない。
しかも、赤酢の強烈なシャリと合わさったらなおさらキツイぜ(笑)
お酒でも飲んでいたら、日本酒でクイッと流し込めるけど、お茶だしね。
穴子(あなご)。
食べた瞬間、口内でとろけて消え去った。
味付けは強くなく、あくまでも素材を活かし、ツメ(タレ)もさっぱりしている。柚子の香りがあっても面白うそうだな。
鮪の突先の手巻き寿司。
そういえば食べていないな?と思ったら、最後に出てきた。
夜のコースは最初に出しているけど、昼間は終盤に出てくるそうだ。
鮪の背中で頭に一番近い部分を手巻きにしている。一番味が濃く、鮪の旨味がはっきりしている。
卵焼き。
表面にカラメル?ような物がのっていて、イタリアンで出てくるようなデザートだ。
ここまで甘い卵焼きも初めてだった。
ランチ16貫コースは終了。
品数見ると、少しは多く出てきたかな?ご馳走様でした。
食べ終えて
お会計、12,960円。
お茶で楽しむ寿司もいいけど、やっぱ手持ちぶたさみたいのを感じてしまった。
握りだけでお茶なら、バンバン握ってもらってサッと帰りたいけど、高級寿司屋なので1時間半くらいと長丁場に感じてしまった。
印象深いネタは、鮪、車海老、煮蛤、卵焼きかな。
タイミング合えば夜も伺ってみようと思います!
銀座界隈、コスパ抜群の寿司屋ありますか?