超体育会系寿司屋!「海味(うみ)」(外苑前)へ初訪問してきた

外苑前にある、超人気寿司屋「海味(うみ)」へ初めて行ってきました!SNS映えする寿司屋としても有名ですが、味は江戸前に仕事した本格的なのに加え、『超』が付くほどの体育会系です。

しっぽり静かに寿司を楽しみたい方には向かないけど、お店の空気感や大将のコミュニケーション能力、威勢の良い声がなんとも個性的で面白かった!

他にはない、独特の魅力を醸し出した「海味(うみ)」、寿司好きなら一度は行っていただきたい名店なので紹介します。

超人気店、「海味」へ誘っていただき初訪問

食べ歩き仲間から誘っていただき、外苑前にある「海味」へ行く事が出来ました。

簡単に「海味」をご紹介しておくと、先代の長野氏(故)が作り上げたお店を現大将の中村氏が付け場に立ち、長野氏の魂を受け継ぎ、独特のテンポと圧倒的旨い料理と寿司で多くのファン魅了している人気店です。

いつかは行ってみたいな〜と、食べ歩き仲間に話していたら、その方は2ヶ月に一度定期的に訪問しているそうで、予約を取ってくれました。

予約方法は、電話で出来るそうですし、困難でもないのでハードルが低く個人的には嬉しい。

外苑前駅から徒歩5分強、外苑西通り沿いにポツンと一軒佇んでいます。何度も車で通っていた道ですが、全く気がつかなかった。

18時、20時半の2回転生。私たちは18時スタートで楽しみます。

暖簾を潜ると、もう海味ワールド全開!「いらっしゃいませ!!」と、近所迷惑になりそうなほどの大声で、超体育会系(笑)。スタッフは皆ゴリン頭で、一昔前の某有名大学の部活みたいだな〜と思った。

大将の中村氏から挨拶があり、「今日は他全て(私たち以外)外国人のお客様なので、よろしくお願いします」と。海外の方にも人気があるお店らしい。

料理はおまかせコースのみ!海味ワールド全開だ

食べ歩き仲間が常連なので、中村氏やスタッフの方とも色々話せるのがなんとも嬉しい限り!

「苦手な物ないですか?」。「ありません!」と伝え、アトラクションに乗るような気分で、海味ワールドがスタート!!

ビール

先ずは、生ビールで喉を潤す。白い陶器のグラスは初めてだけど、冷え具合が最高だね!

サイズ感もベスト!

ガリと三陸のワカメが出てきた。

甘辛いガリはずっと食べてられそうな旨さ。ワカメも味が濃い!

しじみの澄まし汁

胃袋の状態を温め、ここから握りとおつまみジャンジャン出てくる!

本鮪握り・スズキお造り・雲丹(ウニ)

青森県産本鮪の中トロ握りからスタート!

最初にガツンっとインパクトある握りを出すお店多いな。天然らしい脂がクリアでさっぱりしている。

スズキのお造り。最初は塩、2枚目はわさびで食べる、身が柔らかく、しっかり甘みがあります!

唐津の赤ウニ!

東京で赤ウニが食べられた事がなく、少し感動。福岡へ食べ歩きに行った際、寿司屋で使っているウニはほぼ、赤ウニで北海道の紫ウニや馬糞ウニより甘みがあって物凄く感動したのを今でも鮮明に覚えている。

一気に食べるのが勿体なく、少量ずつ食べ、日本酒をチビチビ、最高だ。

鰊握り・茶碗蒸し・蛸

北海道産鰊(ニシン)握り。

鰯と違って身がしっかりし甘みがあり、濃厚な脂!

宍道湖の白魚を使った、茶碗蒸し。梅のエキスかかり、酸味と甘みのあるアイディア満載です!

白魚も大きく、身がしっかりし立派!

明石の蛸(タコ)!

煮てるけど、程よい食感を残しつつも、嫌な固さがなく食べやすい食感。蛸の甘み、柚子の香り、絶妙。

縞海老握り・鯖ロール・子持ちヤリイカ

縞海老の握り。色鮮やかな縞海老は、甘海老や牡丹海老より甘みが強く美味しい。

しかも昆布〆にし、香りを強くし甘みをギューっと閉じ込める。最高だ!

鯖ガリロール!

海苔に鯖とガリ、胡瓜を巻き巻き。もっと食べたくなるな。

青森県産の、子持ちヤリイカ。

不要な言葉は要らない。鯖ガリロール同様、ずっと食べていられる旨さだ!

細魚握り・金目鯛・メジマグロ

丸々半身使った細魚(サヨリ)握りは宮城県石巻産!

身がしっかりしてるけど、繊細な旨味がある。

金目鯛は贅沢に焼きで!

皮がメチャクチャ旨く、大きいサイズで食べてみたい😊

パリッと、フワッと、最高だ。

富山県のメジマグロ!

本鮪顔負けの旨さと脂の乗り具合。本鮪というよりは、良い戻り鰹の腹の脂に似ているかな。

薬味のネギワサビが辛味のパンチがあって、これだけでも充分旨い。日本酒が進むな〜

後半戦!最高の握りの数々

おつまみや軽い握りは終わり、ここから握りで〆ていきます。

最初は、墨烏賊(スミイカ)。

歯切れが良く、サクッと噛める楽しさと美味しさ。握りで一番好きな烏賊です!

三重県産、天然カンパチ。

高級寿司屋でカンパチが出てくるのが珍しい。大将の中村氏に「珍しいですね」と話してみると、「市場で、どうしても使って欲しいとお願いされまして」と。

数日寝かし、熟成させ旨味を出して、握りに合うようにしているそうです。嫌な脂がなく、確かにカンパチとは思えない旨さがあった!

赤身漬け。

さらに、大トロ!

青森県の76キロの本鮪。小さいけど味がしっかりし、上質な脂と酸味。赤酢のシャリと良く合うな。

熊本県天草の肉厚で脂がある小肌は、塩〆強めで酢〆は短く。

個人的にはもう少し酢が強い方が好みかな〜

北海道ムラサキウニ!

とろけます😊

茹でたて、剥きたての車海老は、程良く熱が残っている状態が一番甘みが投出していて旨い!

頭の味噌もネタとシャリの間に入り、極上過ぎる。高級寿司ならではの一品かもしれないけど、やっぱ旨いや。

煮蛤(ニハマグリ)。肉厚で身がしっかり!

ファーストタッチは香ばしさがあるけど、しっかり仕事してあるのでトロトロの穴子握りは一瞬で口の中から消えていった。

お椀が出て、玉子を頂きコースが終了。

ふむふむ、最後は定番の流れだったかな。もう少しひねった感じの出し方や握りがあっても面白そうだけど、しっかり仕事をした江戸前寿司。

大将のキャラが先行してしまったから勝手に面白いネタが出てくるのかと思ったけど、勘違いだったみたい(笑)

最後に追加でトロタク巻きを頂き、本当のご馳走様でした。

食べ終えて

品数的には20品以上出てきたけど、不思議とお腹にまだ余裕がありました。おつまみのボリュームや、シャリの大きさ的のも上品な感じなのでこの位の腹具合かな。

ちなみに会計は、乾杯のビール、日本酒6種類を半合頂き、追加のトロタク巻きで25,000円程度でした。外苑前の土地で、この価格と味だったら大満足!人気がるのも納得です。

終始中村氏とお話ししていましたが、近々独立するらしく、「海味」はもしかしたら無くなるかもしれないそうです。なので今のうち行っておいた方が良いですよ!私は、中村氏が独立したら、そちらのお店に行こうと思っていますが(笑)

カウンターパフォーマンスが先行しているような印象かもしれないけど、江戸前と少し捻ったアレンジ料理が楽しめる素晴らしいお店でした。大満足!

海味

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