「大衆割烹 三洲屋 銀座本店」を堪能してきたので紹介しよう。
日本経済の中心地でもある銀座で、約60年もお店を営んでいる大衆食堂である。
銀座らしくない、古い建物は池波正太郎の小説にも出てきそうな佇まい。昔ながらの雰囲気も味わえ、この辺りでは唯一無二の大衆店だ。
”一度は行こう”
何度も何度も思っていたんだが、なんとなく後回しにしていたお店の一つ。
後回しにしていた理由は特に分からないし、どーでも良いんだけど、とりあえず銀座界隈で価格もそこそこの和食を食べたいのであれば「三洲屋」を知っておいて損はない。
ということで、友人と一緒に飲み食いして来たのでメニューや食事の感想を書いていこう。
なお、あくまでも主観で書いているので参考程度にお願いします。
銀座で昼飲みなら「三洲屋 銀座本店」へ
実はこの日、三洲屋へ行く予定は全くなかった。
某店を予約していたんだけど、お店側の都合でキャンセルされてしまいアタフタ。
遠方から来る人も居たから早めに連絡して、”またよろしくお願いします”と。
予定はポッカリ空いてしまい、行ける人たちだけでもどこか行こうよ、という流れで「三洲屋 銀座本店」へ集合。
昼から夜まで通しで営業しているから、昼飲みでも利用できるし、食事だけの人も大歓迎。
下手な安い居酒屋やコンビニ弁当を食べるなら、手作りの料理を食べるのが良いんじゃないかなっと私は思う。
結局、集まったのは最初2名。
1人は毎回お馴染みの不動産会社社長F氏。
後々1名合流するけど、それは次のお店。
すごく分かりにくい建物。
細い路地を入り、間口の狭い出入り口。
田舎に普通にありそうな建物だけど、銀座にあるから逆に珍しく目立つのかもしれない。
(場所は分かりにくいけどね)
外看板に書いてある定食メニュー。
会社員の平均ランチ代としては、少々お高め。
だけど、上でも書いたように手作りで体が喜ぶ料理なので、是非ご賞味してみて下さい。
(夜も定食メニューがある)
飲み物は、さすが銀座という価格設定。
下町酒場の倍以上はするから、値段にうるさい飲兵衛は行かない方がいい。
ご自身をアップデートして、相対的な評価ができる人はガバガバ飲んで下さい。
店内にも無数のメニューがずらり。
刺身、揚げ物、焼き物、小鉢。基本、鮮魚を扱った料理が多く、その日の仕入れ状況であるものないものがある。
人気メニューは早い時間で完売してしまうので、注文して”売り切れです!”と言われることも多い。
「三洲屋 」を堪能する
とりあえず、瓶ビールで乾杯してから軽く楽しもう。
お通しは、椎茸の煮物。
お出汁の優しい味付けと椎茸の甘味。
ほっこりする。
鳥豆腐。
三洲屋名物らしく、よく見る写真である。
ぶっちゃけ、可もなく不可もなしって感じ。ただ、この優しい味わいが何度食べても美味しいし、食べ飽きない。
一口目が、”ウマい”、と感じるのは結局食べ飽きてしまう。
徐々に味が楽しめる料理がいい。
鯖味噌。
コッテリした味がご飯にもお酒にも合う。
カキフライ。
冬季シーズン限定。
油切れも良く、牡蠣の旨味をギューっと閉じ込め、噛んだ瞬間に香気が爆発する。
いかフライ。
イカげそ唐揚げがなく、イカフライならあるということで注文。
揚げ物は基本、美味しいよね。
揚げ出し豆腐。
椎茸とニンジンも添えてあり、ひと手間もふた手間も加えた職人技。
甘めのカエシはご飯と一緒に頂きたくなる。
飲み物は、瓶ビールから麦焼酎ボトルを頂きました。
無事2人で飲み切って、次のお店へと移動します。
ご馳走様です。
食べ終えて
年配の叔父ちゃんや御夫婦が多かった。
食事する人、熱燗をダラダラ嗜む人、2軒目でワイワイ楽しむグループ、昔から通っているんだろうなって。
この層の人達からしたら、最近の飲食店は変にこだわりすぎているからよく分からないし、あまり信用していないってなるのかな。
馴染みのお店の方が落ち着くってあるのかもね。
私がおじいちゃんになった頃、今やっている飲食店で残っているお店はあるのかな。
特に大好きな鮨屋は残って欲しいし、おじちゃんになっても食べ続けたい。
そんなことを思い、楽しませて頂きました。
今日も食べコンへ遊びに来ていただき、ありがとうございます。「三洲屋」へは、たまに訪れて飲み食いしたくなる空間がありました。再訪問確定!
Twitterもやっているので、フォローしていただけると嬉しいです。