平松洋子氏の本を読んで知った有楽町の交通会館にある「キッチン大正軒」。平松さんの本はグルメ関係の本が多いけど、ただのグルメではないし、私みたいにおいしいとかおいしくないとかの判断では書いていない。料理の向こう側にあるストーリーや背景、一つの料理や商品が生まれるまでの流れを楽しませてくれる。
私もいつかは平松さんのような取材をしたり文章力が付けばいいな〜と、考えていたけど到底無理そう。人それぞれ個性があるし、文章力はある程度まで鍛えられるけど、それ以上は才能もある。もっと努力して考えて書いていくしかないのかな。
有楽町の交通会館の中には有名なお店が鎮座している。カツ丼が有名な「あけぼの」。チャーハンが人気の「交通飯店」(ここは、閉店してしまうそうですね)。行列のラーメン屋「ひょっとこ」。色々回りたかったけど、とりあえず「キッチン大正軒」でアジフライを堪能してきたので紹介します。
なお、あくまでも個人的な主観で書いておりますのでご了承ください。
有楽町でアジフライ
平松さんの本は題名が面白い。
『あじフライを有楽町で』
『すき焼きを浅草で』
『かきバターを神田で』
『サンドウィッチは銀座で』
内容も素晴らしいし、読んでいるだけでお店の背景も想像できるし、お腹もグッと空いていくる。流れるような接続しや文脈、取材力の高さに構成の素晴らしさ。食べることが好きな人はもちろん、食に興味ない人でも楽しめる本なので読んで欲しい。
平日11時半前。
実ははじめての交通会館に入った。古い建物ということを知っていたけど、どんな雰囲気であるのか全く知らず内心うずうず。しかも、人気店もたくさんあるということで、頑張ってハシゴしようかと意気込んでいた。
ぐるぐる歩き回る。
かなり多くの飲食店や雑貨屋があった。人気の飲食店はどこも行列。交通飯店が長蛇の列で人気があるのがうかがえる。
お目当ての「キッチン大正軒」は空いている。昼前ということもあってか、覗くと先客は2組ほど。
入る前にメニューをチェック。
揚げもの中心のメニュー。
ひれかつ、メンチカツ、鶏唐揚げ、アジフライ、エビフライ、ささみフライ、ロースカツ、ビーフカツ。優柔不断の人は迷うだろうな〜。。。
おすすめはミックス定食3種類。
ミックスA定食(メンチカツ・エビフライ・アジフライ) 1,050円
ミックスB定食(豚しょうが焼き・エビフライ・アジフライ) 1,100円
ミックスC定食(煮込みハンバーグ・エビフライ・アジフライ) 1,100円
ご覧の通り、全てのアジフライが入っている。
なので、ここはアジフライを推している洋食屋なのが分かる。
ミックスC定食(煮込みハンバーグ・エビフライ・アジフライ)
私は、ミックスC定食を注文。
注文すると、パチパチパチパチと調理場内から揚げ物の音が聞こえる。
ただ、ある程度揚げ置きしているのか完成まで5分弱。
一般的に考えたら早い。けど、ランチの忙しなさを捌くには準備しておかないといけないね。
大ぶりとは言えないアジフライとエビフライ。
小さすぎず、中位といえばいいサイズ感。
煮込みハンバーグも女性の拳くらいの大きさ。
少量のナポリタンとキャベツの千切りとタルタルソースが添えてある。
大人も子供も喜ぶ、洋食オールスター。
まずは、アジフライから(サクッ)。香ばしく油のキレもいい。鯵の身はホロホロで熱気がこもっている。ソースとカラシ、ソースとタルタルソース、どの調味料でも相性がいいから困ってしまう。
エビフライもプリップリ。ハンバーグーは肉肉しさは少ないけど、デミグラスソースの旨味がごはん欲を増進。
いうまでもないけど、全部ご飯のお供に最高。
卓上にある沢庵も合間に挟みながら、あっという間に完食。
ぶっちゃけ、腹八分目以下だった。
もう少しボリュームがないと、腹ペコサラリーマンには物足りないかな?
逆に女性や小食の方にはちょうどいい量なのかもしれない。
ごちそうさまでした。
食べ終えて
食べ終わる頃、正午になったので混み始めていた。多分、同じビルの会社員の方々が多く、ほぼ満席状態。ただ、外で待つ人はいないし、回転も良さそうなので待ち時間は少ないと思います。
あけぼの、交通飯店は相変わらず行列で、さらに列を伸ばしていたのでハシゴは諦めました。
「キッチン大正軒」一つ気になったことがある。というか、目に入ってしまった。調理場に立っている人がタバコ吸いながら揚げ物をあげていた様子。流石に今の時代、目に入ったら嫌な思いする人多いだろうと様子を見ながら、昔からの流れなのかな〜と。
捉え方は人それぞれだけど、私の意見としては嫌だった。
今日も食べコンへ遊びにきてくれてありがとうございます。交通飯店はイチロー氏が通ったお店でもあるそうで、一度は食べてみたかったです。どこかで復活するなら行ってみます。
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