クオリティ高い焼鳥屋!「五味鳥(ごみどり)」(北千住)

北千住で食べ歩きをする事ほぼ無いけど、気になっているお店は何軒か点在している。二年前(?)『千住 しげ』へ行った以来、久しぶりに降り立ったけど相変わらず駅周辺の人の多さには驚愕する。七線路も通っている交通の便利さは住む人も多くなり開発も進んでいる。

一昔前までは下町情緒溢れ、決して治安は良くないけど東京らしくない『北千住の空気』というのが確かにあったそうだ。人災によって歴史的建造物を破壊され高層マンションやビルが建てられ、川や海は埋め立てのより汚れ色々と変わり、歩いていても面白くなくなった、と池上正太郎の銀座日記に記してあった。

私は昔を知らない。便利な東京しか分からないけど、当時の町々の空気をいうものを味わって散歩してみたかったと本読んで感じた。

そんな事はさておき、前々から気になっていた焼鳥屋「五味鳥(ごみどり)」へ行こうと決意し向かった。予約不可、オープンから行列が出来るそうで時間に余裕がある時望むべし。

オープン時間に行った私は待たずに入る事が出来たのか!?早速紹介しよう。

予約不可!行列覚悟!?

上でも書いた通り、予約不可でオープン前から行列するとのネット情報だったので仕事が早く終わった平日の16時半ごろ支度を終え店に向かった。自宅から駅までの道のり(たった五分だけど)、一応営業する事を確認して、既に行列が出来ているのか聞いてみる事にした。

今はコロナ時期で並ぶ事もないですし、17時でしたら待たずに入れますよ!と。ホッとしていいのか悪いのか・・・

とにかく17時ちょうどを目処に店到着を目指す。

(写真ぶれててすみません)

北千住駅から線路沿いの路地を入った通りに店がある。初めて通る道だったが、個人店から大手チェーン店が乱立し週末ともなれば歩くのもいっぱいいっぱいな雰囲気漂う。ピンク系の店もあれば創業何十年もやっていそうな酒場、北千住一の繁華街なのでしょう。

歩く事数分、右手の見えてきた「五味鳥」さん。17時を過ぎたばかりで暖簾が出ている。一番乗り?と、暖簾を避け扉を開けると推定30代前半の女性が一人ビールを飲んでいた。と、いう事で私は二番客で待たずに入る事が出来たので色々堪能したいと思う。

ちなみに18時頃になると店内満席で外で待っている方も多かったのである程度待ち時間は覚悟した方がいいでしょう。週末は大行列なのかもしれないね。

「五味鳥」を堪能しまくる

メニューはこちら。シンプルで潔いというか分かりやすいのは良しとして、値段の記載が無いので初見の私にはビビる。某グルメサイト見ると客単価平均3,000円から4,000円くらいと書いてあったのでべらぼうに高く無いとは思うが、個人的には記載してくれた方が優しいと思う。

さらにお一人様には大変な串二本からというシステムもある。(なんこつは一本で大丈夫らしい)一人で同じ部位日本食べると飽きるんだよな〜、友達と来ればよかった〜と後悔しつつお店の方に、一本から注文出来ないですよね?とダメ元で聞いてみる。すると、今暇だから大丈夫ですよ!と、、、よっしゃッッ!!

聞くだけ聞いてみるもんですね。有難う御座います。

さて、色々楽しみたいと思います!

大瓶で喉をしっかりと潤す。何でビールってこんな旨いのだろうと、毎回感じている酒飲みで御座います。

売切れ御免の鳥モツ煮。これが本当のモツ煮?卵管?なのか、どの部位なのかは分からないけどアッサリした塩味で素材の良さを存分に活かした煮込み。

ハツモト、もも、せせりからスタート。ハツモトはメニューに無いけど聞いたら数本あったので運が良い。ももは胸肉とモモ肉を使い間にピーマンとネギ、せせりには玉ねぎを挟むというオリジナリティが野菜も摂取したいそうに受けるのかもしれない。

大ぶりななんこつはヤゲン部分。程良く身も付きコリコリ食感のバランスに長けた一串!

ハイボールを注文すると、JAPANという瓶で提供される。半分か一本かと聞かれ、四杯以上飲むのでしたら一本の方がお得ですと。余裕で飲めるので、一本でお願いします!

つくねに手羽先!ハンバーグのような肉肉しいつくねは大好物。ポーションも大きくて味付けも好みだなぁ。

味噌焼き。(ここから追加注文。混雑してきた為二本縛りになりました)

はつ。むにゅッと弾けるような食感と噛んだ時に肉汁バァッと広がる感じが好き。

箸休めのお新香も頂きましょう。

そしてあっという間にハイボールの瓶が空になってしまった。。。半分頂こうかな?と思ったけど、一本の方がお得!という言葉が脳裏によぎり調子に乗ってもう一本(笑)。流石に飲みきれるのか?とお店の方も半信半疑で苦笑い。

ちゃんと飲みますよ!絶対残さないから見ていろよ(笑)

まだ食べていないネタは・・・

砂肝は好みじゃ無いから皮タレで注文。フニャっと系の皮、昔は大好きだったけど最近は食べなくなったなぁ。嫌いになった訳でも無いんだけど某店で首皮を食べた時の衝撃が高過ぎて普通の皮は食べなくなった。

皮をつまみハイボール、お新香を食べハイボール、完食完飲!!

若大将もよく飲みましたね、と称賛の声を頂きました。お隣の常連夫婦にも凄い飲みっぷりだね!と激励されました(笑)

記憶なくなるかもしれないけど、本気出せばもう一本飲み干せますけどね!と、内心思ったけど有難う御座います、御馳走様でしたと勘定を済ませお店を後にした。

食べ終えて

お会計、7,000円強。平均単価の倍近く掛かったけど料理のクオリティ考えると安いと思う。大ぶりな串焼きにこだわり抜いた一品料理、たらふく飲んで諭吉一枚以下なのだから人気があるのも納得。

滞在時間は90分以内とルールも設けているので回転はちゃんとさせている。瓶ビールと串焼三本食べて帰ったおじちゃんもいたので、立喰い寿司屋?みたいな感覚で来る昔の江戸っ子みたいな方も多いのかもしれない。

イケメンの若いお兄さんが二人で切り盛りしていたけど、昔は親父大将が居たらしい。店を譲ったのか引退したのかは不明だけど店自体活気あって北千住らしい客層も色がある。この辺り歩くと気になる店がチラホラあるので、時間作って北千住散策したいと思う。

さっ、酔いも回ってきたので〆でも行きますか(笑)

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