電話番号非公開。
紹介制。
総席数4。
立野シェフが新たな場所でお店をオープンしたのは物凄くハードルの高いイタリアンである。しっかりと目の届く範囲で料理とワインを楽しんで貰いサービスをしたい、思いの詰まった「ジョヴァンニ(Giovanni)」で貸切会に呼んで頂き狭き門を突破した。
立野シェフとは初対面。ネットにも情報が無いのでどんな料理が楽しめるかも分からなければお店の雰囲気も知らない。ここまで徹底したシステムがあるのであれば、こだわりも半端なく立野シェフも癖があるに違いない(笑)
どんな感じなのか、早速紹介しよう。
住所非公開!限定4席のプレミアムシートをゲット
上でも話した通りハードルの高い「ジョバンニ」へ行く事が出来たのは「鳥さわ22(西麻布)」の大将に声を掛けて頂いたからです。
京都食べ歩きへ行った際、「ジョバンニ」というイタリアンやってるシェフを応援しているから皆んなで行きましょう!と、言っていたのは2019年8月の事。あれから4ヶ月後に日程をたてて頂き行く事が出来た。
一日1回転。
基本は立野シェフと会った事あるか、繋がりが無いと予約は出来ない。が、しかし「インスタグラム」をフォローしDMを送ると予約が取れるかも!?
あくまでも、かも!なので期待はしないで欲しいが、キャンセル情報もストーリーにアップされるのでチェックしておきましょう。
仲良くなれば直ぐに予約が取れるけどね(笑)
参考までによろしくお願いします。
「ジョヴァンニ(Giovanni)」を堪能する
教えて頂いた住所に到着すると、仕込みが間に合っていないと連絡があったらしく近くのワインバーで時間を潰して入店。
立野シェフは少し疲れた様子も笑顔で迎えてくれた。スナックの居抜きの様な店内は席数を減らして使いたかったと言うスライサーが印象的。
同時に、最高のイタリアンが楽しめるのかと不安になってしまう厨房設備・・・
いやいや、トップシェフの腕に掛かれば十分な設備らしい。期待してまっせ!
基本はペアリングで楽しめる事が出来るおまかせコースのみ。ノンアルのペアリングも対応しているのは素晴らしい。
一品目は、狭くしてでも入れたかったスライサーで切りたてのハムを直接口に入れてくれるサービスと新鮮感。
口当たりが良く、滑らかなタッチがなんとも言えない。24ヶ月熟成クラッタは最高だ!
生ハム2枚目は揚げパンに乗せて頂く。
パン生地が間に合わなくて時間が遅くなってしまったそうだ。一切妥協しない姿勢は食べる側も真剣に楽しみたくなる。
北海道余市の牡丹海老をナポリの魚醤に付け、アクセントにピスタチオやカラスミがふりかけてある。
食べた瞬間、んん?と香りが強く感じた(ナポリの魚醤の香り)が口内の熱が加わると甘みがどんどん出てくる。牡丹海老が持っているポテンシャルを活かせる調理法はもしかして・・・
鮨屋で牡丹海老食べて感動した事無いけど、初めて驚いた一皿。
キャビアを使った冷製カッペリーニ。キャビアはドイツ生まれの無添加で長期熟成のN25というブランド。高級珍味を使うのは否定的な部分もある私だが、キャビアに塩気が薄くて冷製カッペリーネの味を活かしている素晴らしい役目と蛤の出汁が香りが絶妙。
冷製カッペリーニ、こんなに旨いの?
底に蛤が隠れている。。。
火入れもまた絶妙で柔らかさを楽しめる。
白子の茶碗蒸し。(洋風でいうと、白子のフラン)
パルメジャーノと三日干したマッシュルームをペースト状にしたものを入れ、食べていると三段階の旨味が楽しめる。
馬肉のタルタルにブッラータチーズとヘーゼルナッツ、タルタルの中にはカリカリ梅とアンチョビ入っているこだわり。
(今度から本鮪でやってみたいと言っていたので楽しみにしておこう)
そこへ最高級のアルバ産白トリュフをたっぷりと・・・
トリュフも否定派ですが、キロ価格を聞いて驚いた。人生で最強級の白トリュフを頂けただけでも自慢出来る(笑)
パスタを茹で始めた。
立野シェフと会話していると、かなりクセが強い。会話の端々で突っ込みたくなる様な事も何度もあったり、逆に突っ込んできたりする。しかし、料理には実直に向き合い最高の食材と最強の技術で作る料理で楽しませてくれる。
雲丹のパスタは昆布の出汁と一緒に仕上げた磯感が強い濃厚だがあっさりと頂ける。
豚肉の中で一番美味しいと豪語する立野シェフが扱うのは、スペインバスク産。レアな焼き加減と脂の旨味とジューシー加減。
バルサミコ酢は15年熟成物。酸味も同時に加わり塩気も絶妙で赤ワインと良く合います。
超高級な生卵を使った、2種類目のパスタ!
浅草開化楼のモチモチ生麺を使った混ぜそば風に仕立てたパスタと伝えた方が合っているかな。
また、トリュフ(笑)
温かいクリームソースに白トリュフが合わさると香りが強くなって、好きな方なんだけどね。上でもいった通り、トリュフ否定派だけど価格を聞いただけで嬉しくなるもんだよね(笑)
トリュフは別として、麺と卵、オリーブオイルの纏まり感が最高で大盛り食べたいくらい好き!浅草開化楼の麺を使ったパスタ、イタリアンのお店はやった方が良いな。家でも作れたらな〜(素人には絶対無理だろうけど)
後はデザートで終了らしいけど、お願いしてもう一種類シンプルなトマトパスタを作ってもらった!
スーパーで売っているトマトを一流のシャフがパスタにすると、、、
なんでこんなにも美味しく上品に完成されるのでしょう。
カステラの様な玉子焼き。
玉子焼きの様なカステラ。
最後まで美味しく楽しく食事出来ました。今はまだ極秘営業みたいな感じだけど、今後流行るのは時間の問題なか?
立野シェフ、ご一緒した皆さんありがとうございました!
食べ終えて
「ジョヴァンニ」、如何だったでしょうか?某有名グルメブロガーさんも紹介していたので、噂は広まりつつあるので予約が殺到しているはずです。
先日、立野シェフと二度ご飯をご一緒させて頂き好みは別れるが私は信念があって好きになった。(男としてね(笑))やりたい事を徹底的にやりこなし、嫌いなお客さんは取らないし入店拒否する。純粋に好きな人に美味しい料理を楽しんで頂いて貰いたい理念が強いだけ!
(本当に勘違いされてしまう事やいらん事すぐ発してしまうのはやめた方がいいと思うけどね(笑))
高級店なので気軽には行けないけれど、定期的に通って微力ながら売り上げに貢献したいと思う。
立野シェフ、また飲み行きましょうね〜
ご馳走様でした!!