博多食べ歩き三日目。
昨晩何だかんだ飲み過ぎたのか、結構お酒が残っている。(二日酔いってやつね)
今日の昼は予約していた「天ぷら たけうち」へ行く。博多駅から特急に乗って行かないと辿り着かない様な場所にあるらしい。(そんなに遠いの!?)
博多駅まで行けばすぐに分かるだろうと、二日酔いという事もありのんびり電車に乗り継いでギリギリに着いたはいいけど乗り場が全く分からない!
おいおい、どこだよ!と、駅員さんに聞きながらなんとか改札口まで来たは良いけど・・・
果たして上手く乗り継ぎが出来き「天ぷら たけうち」の予約時間に間に合ったのか!?
紹介していこう。
乗り継ぎ注意!「天ぷら たけうち」へ、初訪問
私達が泊まっていたホテルは天神駅近く。福岡地下鉄空港線に乗り博多駅まで行き、特急の博多南線に乗り継ぎ博多南駅に行くルート。
上でも少し話した通り、博多南線の看板を見つければ辿り着けると思い込んでいたけど、実際行ってみると乗り場が全く見つからない!
聞くと新幹線乗り場から入場する。Suikaでピッと照らして入ってみるがそこは新幹線出入り口。
え?どうすれば良いの??
新幹線乗り場だけど、確かに『博多南線』の看板がある。
特急券を購入しないと入場出来ないらしく、発車時刻まで後5分位しか無い!!
この特急を逃すと、予約時間に間に合わない!慣れない券売機で特急券を買い、往復するので往復券で買ってみると何故だが10枚もの券が発見されて来た!!
よく分からなん!間違えて買い過ぎたのか!?
今はそんなのどうでもええ、とりあえず買ったからダッシュでホームに上がるとジャストタイミングで電車が来た。
ふぅ〜、何とか間に合ってよかった。
と、そんな感じで博多南線始めての方は分かりにくいと思いますが、新幹線改札口へ向かうと大丈夫です。私みたいにバタバタにならない為にも覚えておいて下さい!
無事に乗り電車は発車。
先程何故10枚もチケットが出て来たのか見てみると、2人分の往復券(4枚)と領収書2枚、クレジット決済控えが2枚とあと何だっけ?(忘れてすみません)
博多駅から博多南駅までの乗車時間およそ8分。そんなに近いのかよ!と、突っ込みたくなる距離。あんなに慌ててすぐに着いてしまうのか〜。
(走っている本数が少ないので一本逃すと30分後とかになってしまう)
博多南駅。
博多駅とは打って変わって殺風景な街並み。一気に田舎へ来た気分になる(笑)
駅から歩いて15分強も掛かる。のんびり歩いてもオープン時間前には着いてしまうのでダラダラ話しながらテクテク。
遠くを見渡せば山が見えたり、コンビニの駐車場は東京ドーム1個分位広かったり(嘘)、とにかく田舎!
博多南に名店があると知らなかったけど、田舎の方が面白いお店は多い。これは楽しみやー!!
「天ぷら たけうち」を堪能する
12時丁度にお店が開き店内へ。
夫婦二人三脚で切り盛りしている。カウンター席に小上がりの囲炉裏風な4人席、空間も広ければ明るい日差しが店内の入り眩しい位。
飲み物はどうしようか?
私は少し二日酔いもあったけど、せっかくなのでワンドリンクくらいは注文しよう!
乾杯の瓶ビールを注文。
(栃木の「柏寿司」大将は今日の便で帰らないと行けないのでノンアルコール。他は皆朝から飲んでいます)
イチジクの揚げ出しと渡蟹のジュレ。
長崎の石垣鯛1.4キロ。通常は2キロ弱を使いたいとのこだわり。
朝〆たばかり。身の弾けるような弾力があり旨味がしっかり出ている。塩で〆るのではなく、酢〆したそうだ。
なるほど。鮎の魚醤もアクセントに良い!
赤むつ昆布〆握り。
え?ここ天ぷら屋なのに鮨も出てくるの?
店主に聞くと、和食屋には居たけど天ぷらも鮨も独学らしい。
なんなんだこの方?只者では無さそう。
対馬の鯖握り。
米はアルデンテのような固さがあるが、米粒をしっかり楽しめ好み!
日本酒(あかぶ)。
熊本八代天然鰻。
地焼きにしていて香ばしい。いわゆる関西風という仕上げ方。
天然鰻は脂がサッパリしている印象。養殖との食べ比べしてみたいなー
蒸し鮑も一緒に盛られ、贅沢な一皿。
鹿児島天然縞鯵。塩で〆て一週間寝かせている。一週間寝かせてこの歯応えが楽しめるのも凄い!
蛸の燻製と広島のムール貝オイル漬け、さらに赤貝の肝。
蛸は良い意味で噛み応えがある。ムール貝オイル漬けは日本酒のアテに丁度よく、赤貝の肝も新鮮だからこそ食べられる証拠!
赤貝のきゅうり巻き!
ヒモでは無く赤貝を細く切って巻いてくれるなんて贅沢。熊本の有明海苔を長く炙っているそうで、香りも強い。
日本酒が進むぜ!(二日酔いなのに)
北海道いくらを使った茶碗蒸し。
刺身に鮨に一品料理。もう何屋かわからなくなってきた(笑)
塩麹と岩塩、てんつゆ。
鬼おろしの大根おろし。
やっと天ぷら(笑)
車海老の脚。
エビ味噌を塩辛にしている!初めての香りと塩気、日本酒が進んでしまう。
長崎の車海老。芯がレアで甘みの余韻が長く、美味しすぎる。
山口県の鱧(ハモ)
カツオ梅で食べる。フワッフワの鱧と梅の絶妙な酸味、鱧の梅肉ソースをアレンジした感じです。
山形県の天然舞茸。
都内の天ぷら屋みたいにネタ箱に綺麗に陳列しているわけでは無く、ある程度仕込みしている物もある。
が、天然舞茸は裏からダンボール持ってきて、ダンボールから出しながら切り付けている。良いこの感じ、凄く良いよー!
(追加の日本酒)
唐津の赤雲丹と佐賀有明海苔に淡雪塩。
口直しのつぶ貝、水菜、フルーツトマト。口内が一度リセットされた。
糸島の朝獲れオクラ。
北海道帆立。
以前別の天ぷら屋店主に教わった、三層になっている。衣、火が入った帆立、芯は生の帆立。素材だけで無く、技術も素晴らしい!
ムカゴと銀杏。ムカゴ、初めて食べるけど芋みたいな物なのね。
対馬の穴子で一通り。
穴子も鰻もカウンターで捌きながら調理するからライブ感も楽しめる。この様な天ぷら屋、都内では見た事がなく、オンリーワンとしか言いようが無い!
最後に天茶か天丼選べ、私達は一つずつ頂く。
天茶はサラッと食べれるが、私は天丼の方が天ぷら屋に来てるー!と、感じるので天丼派。
どちらも美味しいけどね。
デザートも頂きご馳走様でした。
食べ終えて
お会計、2人で30,000円弱。
え?安過ぎない??
ビールも日本酒の結構飲んでこの価格?
店主曰く、「うち(天ぷら たけうち)は安いんですよ。」と苦笑いで話していた。これだけの料理を楽しめるのであればわざわざ来る価値がある!むしろ地元にあったら必ず通うだろうな〜
あっ、最初に伝えておけば良かった。店主は無口で淡々と仕事をこなす職人タイプなので、こちらから話しかけないと楽しめないと思う。
最初店内入ってから沈黙が続いて、「この雰囲気嫌だな〜」と感じていたけど、話しかけると色々教えてくれます。頑固では無いけど、シャイなんだと思うのでバンバン話しかけると良いでしょう!
食材のこだわりも聞けたりするので勉強になりました。
博多駅からは少し不便な場所にあるけど、行く価値大!福岡来たら通いたいお店がまた一つ増えてしまった(笑)