超予約困難店の「たきや」(麻布十番)へ初めて行く事が出来た!
「たきや」、天ぷら好きなら知らない人は居ないであろう超有名なお店。和牛の中でも高級な部位シャトーブリアンを天ぷらにした断面テロを見た事あるだろうか?
(写真は後ほど紹介する)
数年前にSNSで話題になり、見た瞬間食べてみたい!と思った。調べると「たきや」というなの天ぷら屋が出てきてが予約困難な上に超高級店なので諦めていた。
そんな時、某食事会で知り合った方が人気店の予約枠をたくさん持っている事を知りタイミング合えば声掛けて下さい!と、伝えたら翌日に招待メッセージで届いた。
行った事のないお店は初めましてが苦手な私でもなるべく行くようにする。自分の力では予約取れないし、もしかしたら一生行く事が出来ないかもしれない。
てな感じで、夏の「たきや」を堪能してきたので紹介しよう。
「たきや」の予約方法
ザリッツカールトン東京の料理長だった笠本氏が独立したのが2015年。当時からおまかせコースのみのスタイルで営業していたそうで、あっという間に予約困難の人気店へとなった。
予約方法は調べたが、特に出ていなく「ポケットコンシェルジュ」には空席の案内は無い。
ほぼ常連客で回っているそうだ。
私を誘ってくれた幹事の方は季節毎に通っている。
「春は春野菜が楽しめるますよ!」
「夏は鮑と松茸が楽しめる会!」
など、季節を味わっている様に行っている。
一見には予約困難なのかもしれないが、駄目元でお店に電話して確認するのが良いと思う。1人や2人だったら入れる事もあるかもしれないし、キャンセルが出ている可能性もある。
8月の某日、18時スタートの貸切会に参加。
麻布十番駅。
高級店が立ち並ぶエリアに「たきや」はある。同じ麻布十番エリアだが、最近移転オープンしたらしい。
さらに高級感が増し、値段もグンっと上がったそうだ。
お盆期間なので街には人が少ない。
東京の中でも場所によって変わるが、週末は道路が空いていたり人が少ないので過ごしやすいエリアがある。私の住んでいる人形町界隈もオフィス街なので凄く静か。
(数年後は人口が減少して、どこの街も静かになるんだろうな)
貸切会だが、多分幹事さんしか知らないので人見知り全開で行くしかない!
いや、料理に集中して楽しみたいと思う。
では、お邪魔します。
「たきや」のおまかせコースを堪能する
料理はおまかせコース25,000円。
プラスでサービス料と消費税、さらに飲み物代がかかってくる。
飲み物メニューはこんな感じ。
日本酒とワインが多い印象。美味しいと言われている天ぷらとお酒の相性は良いのは間違いなく、いつも通りガブガブ飲みたいところだがこの後予定が入っている。
「夜ご飯の後に予定があるの!?」と、私にしては珍しいのだが詳細は最後に教えます。
だが、流石に飲まないのも悪いので一杯目は生ビール。
(生ビール飲んだ後は炭酸水で我慢した)
前菜。
捌きたての鱧(ハモ)、秋田県のじゅん菜、山口県の赤雲丹、車海老と賀茂茄子のお浸し、鴨の生ハム。
豪華食材が立ち並ぶ。鱧は正直今まで食べた中でダントツ旨かった!ふわっとした食感と程良い食べ応え、骨ギリに素晴らしさも見ていてアッパレ!!
赤雲丹は言うまでも無く甘い。賀茂茄子も今まで食べてきたナスの中で上位に入る水々しさ!
前菜だけで日本酒四合瓶飲めちゃうよ(笑)
こちらが今日の天ネタ!
豪華な食材に彩も綺麗なので、美味しくな訳が無いよ。食は50%視覚で決まっているから、この時点で脳が美味しいと言っている。
お好みで天つゆ、塩、大根おろしはご自由にスタイル。
昔は塩で食べるのが大人!と思っていたが、天つゆの方が好きと言う事に気がついた。
じゃぶじゃぶ付けて食べよう。
最初は車海老(くるまえび)。
サイズは小さめだが、生の車海老は甘みですぐに分かる。衣は薄めで時間長めに揚げている印象。
車海老の頭。
頭は脂が悪くなるから使わないお店が多いと聞いたが、私が食べてきた天ぷら屋ではどこも楽しめる。
(某有名グルメ芸人が言っていたが、一昔前の話かな?)
トウモロコシ。
焼いたトウモロコシは歯にはさまって好まないが、天ぷらにすると甘みが格段に上がり極上!
鱚(キス)。
鱚と衣間に空気を入れた様な揚げ具合。食べた時の軽い食感は食材の良さと揚げ方の技術のレベルが高いのがはっきり分かる。
フワッとしていて、純粋に美味しいと思える。
雲丹(ウニ)。
雲丹を海苔で巻いた天ぷら。初めて食べたが、個人的には温かい雲丹がなんとも言えない。
冷たい雲丹の方が好みと分かった瞬間だった。
蓮根(レンコン)。
野菜が最も美味しいと感じるのは天ぷらだと思っている。
厚切りの蓮根、最高だ。
店主はお客と会話しながら天ぷらを揚げている。
常連との会話も大事にしつつ、新規の私みたいな方にも優しく料理の説明をしてくれ、さらに質問したら丁寧に応えてくれる。
訛りの感じは多分西日本出身だと思う。
帆立(ホタテ)。
これまた断面を見ているだけで面白さが伝わってくる。
衣、火入れが強めの帆立、真は生の帆立。三層になっているがこだわりが感じられる。
食感のコントラストが楽しめる一方、帆立の甘みを最大限に活かすには三層が良いと言っていた。天ぷらの奥深さに感動する。
鮑(アワビ)。
鮑を天ぷらにし、味付けは肝ソース。まさに鮑尽くしとでも言えば良いかな。
火入れした鮑の方が香りもたって食感も柔らかくなり好み。
肝を舐めまわしたいところだが、我慢。
一口サイズのご飯を頂きリゾットにする。
炒めたらもっと美味しくなる様な気がするのは私だけかな?鮑の肝リゾット炒飯、是非食べてみたい!
フルーツトマトと毛蟹、湯葉に刻み玉ねぎを乗せた一品。
酸味が強く、一度口内をリセットさせてくれる。
そして、名物と言われているシャトーブリアン。
シャトーブリアンの中でも、1番いい部位を使っているこだわり。
断面が見事!
シャトーブリアンを大葉で巻いた天ぷら。
大好きな人は絶賛するとは思うが、個人的に終盤でシャトーブリアンはキツイ。元々脂っこい肉が身体に合わないので仕方ないが、胃が一気に疲れた(笑)
肉の脂が受け付けやすい身体になりたい。
白おくら。
山口県産の白おくら。噛む程に粘り気が出てきて面白い。
太刀魚(タチウオ)。
走水であがった3キロ弱の太刀魚。厚みがあって旨味も濃く脂もノリノリ!
豚チーズ巻き。
ありそうで無い一品に驚く。
昔っから通っている常連がリクエストして出していた一品を通常のコースにも入れたそうだ。子供が好きそうな感じだが、私はこういった物も大好き!
ご飯が欲しくなる。
2本目の車海老!
そして〆は、、、
松茸と鱧の天丼!
松茸の時期は早くないか?と、思ったら中国産の物。キロ6〜8万円くらいと言っていた。
松茸=高級で美味しいと思っている人は多い。実際に私もそうだった。
ただ、食べ歩きをしていると松茸より香りが強く旨味が楽しめるキノコは沢山ある!天ぷらで今回頂いたが、香りは少なく目を瞑ったら何か分からないと思う。
松茸自体を批判している訳ではなく、むしろ「たきや」の事を悪く言っている訳でもない。ただ単純に松茸の価値を皆さん上げ過ぎていないかな?と思った。
デザート2品出てコースが終了。
わらび餅が物凄く滑らかで旨かった〜
ご馳走様でした!
食べ終えて
お会計、33,000円くらい。
アルコール1杯と炭酸水1本にコース料理。がばがば飲んだら40,000円はいっちゃうね(笑)
上でも話したが、この後予定があった。なのでコース料理も早めに私だけ終了してお店を後にした。
最終の新幹線で京都に行かなければならなかったので飲むのを控えた。
飲み過ぎて寝過ごしちゃう可能性があったので(笑)
某焼鳥屋の店主から誘っていただいて二泊三日で京都数軒食べ歩くことになったのだ!
自分で予約取れないお店がメインだが、この後紹介するので楽しみにいておいて下さい。
では、行ってきまーす!!