ここで焼肉を食べたら他では食べられなくなるかもしれない。
なので、閲覧する方は覚悟してね!
西麻布にある「The INNOCENT CARVERY (ジ・イノセントカーベリー)」は土地柄富裕層が来るようなお店。焼肉というよりは、肉割烹と表現した方が良いのかな。
オープンキッチンになっている厨房が丸見えになり、絶対美味しいであろう和牛を次々に切り分けて行く姿を見れたり、生の牛タンを一から捌いていたりとワクワク感が止まらない。
そんな極上の食事と空間を、私含め3人で楽しんできたので紹介しようと思う。
西麻布にある高級焼肉「The INNOCENT CARVERY(ジ・イノセント カーベリー)」へ初訪問
久しぶりに連絡を取り合うようになった友人と、月に一度私が行きたいお店をリクエストして付き合ってもらっている。
その友人はお金はあるんだけど、一食に2万も3万も払うようなお店には行かない。純粋に興味がないと、そういった高額なお店には皆行かないよね?
私だって、物欲が全くないから服なんか数年感買っていない。1万円以上する服なんか論外で、某有名アパレル店で十分と思っている。
人の価値観はそれぞれだね(笑)
予約は1ヶ月前に電話して取った。
食べログから予約するとポイントが付くので取ろうとしたら、
和牛食べ比べコース(10,000円)とベーシックコース(8,000円)の二つのコースは予約出来るんだけど、私が堪能したいシェフズテーブル(20,000円)はネットからは予約出来なかった。
なので、電話して予約完了。
シェフズテーブルを予約する際、カウンター席とテーブル席が選べる。違いは、料金とライブ感が楽しめるか楽しめないか。
カウンターに座ると、ライブ感が楽しめるけど20,000円は掛かる。
テーブルに座ると、ライブ感は無いけど16,000円で同じ料理が楽しめる。
もちろん、前者を選択した。4,000円の差だったら、是非カウンターで楽しんでもらいたいと私は強く思っている。
六本木駅から歩くこと15分強、着いた。
前に行った、かおたんラーメンえんとつ屋 南青山店の近くだった。
外から見えるショーケースには、肉の塊がたくさんある。
店内で出してくれるお肉はもちろん、テイクアウトも出来るそうだ。いくらするか分からないけど、西麻布の富裕層は家で焼いて食べるのだろうか。
ライブ感がヤバイ!「The INNOCENT CARVERY(ジ・イノセント カーベリー)」をとことん堪能する
極上食材に最高のシェフによるお任せコース 〜前半〜
先ずは生ビールで喉を潤す。
飲み物はワインがメインだったけど、一通りある。メニュー表をしっかり見たわけではないので値段は不明。
いきなり、和牛とメロンがドンッと出てきた。
一品目は、生ハムメロン。
山形県尾花沢和牛のモモ肉を熟成させ薄切りにし、静岡県産の糖度が多いメロンに乗せて極上生ハムメロン。
これにはシャンパンだろ!と友人が言ったので、生ビール飲み干し注文。
言葉にならない旨さだけど、最初からエース級の料理が出てきて大丈夫なのか?
寿司で例えるなら、本鮪の大トロが出てきたようなもんだ。
近江牛ヒレのカルパッチョ。
春の野菜10種類使い、生のヒレ肉に乗せ花が咲いているよな芸術的な一品。
ヒレ肉の柔らかさと甘みが凄く、味付けのチーズも濃厚だ。
牛の舌一頭分。
右の黒い部分が多い方が、タン先で、そこからタン中、タン元になっている。元に行けば行くほど、味も濃くて刺しも素晴らしい。
目の前で捌いてくれ、あっという間にタン元だけになっていた。
シェフズコースなので、美味しいタン元のみを使って調理してくれる。
ちなみに、タン刺しを食べられるのは牛を捌いた日から1日〜2日の新鮮な状態でないと食べられないそうだ。
タン元を細切りにして、フランスのフェリモールの黒トリュフを削っていく。
完成。
熊本県産の和牛タン刺しに黒トリュフ。
ここまで柔らかいタン刺しは初めて食べた。柔らかいという表現が合っているのか分からないけど、口内の熱だけで脂が溶けているのが分かる。
黒トリュフの香りはそこまでなく、あってもなくても良いような気がした。
トリュフ全般、皆美味しいと思っているの?
毎回思うけど、熱を少し入れてあげると香りが強くなるけど、感動が毎回少ない。
付加価値なのかな?
和牛メンチカツ。
根室の雲丹を乗せ、磯の甘みと和牛の濃厚な脂が見事にマッチ。
美味しくないわけがない!
鶏の出汁で作った、春菊のスープ。
野菜代わりにと、スープスタイルで出てきた。
さー、次は何が出てくるのか?
松坂牛のイチボは刺しが多いというよりは、赤味の部位かな?
さらにキャビア、、、
松坂牛イチボのユッケ丼が完成した。
ちょいちょい待ってくれよ。これも美味しくないわけないでしょ?
キャビアの塩気と肉に絡まった甘めのタレが、ご飯と相性が良すぎ。
史上最強のユッケ丼を味わってしまった。
これ何か分かる?
正解は白菜に包まれ、魚の刺身が入ったキムチ。
切り分けるとこんな感で、鮪、鯛、海老がたくさん入っている。
辛さは控えめで、甘みもあるし、素材の味もしっかり感じられる。
極上食材に最高のシェフによるお任せコース 〜後半〜
生肉のオンパレードが終了し、焼台がセットされる。
薬味やタレ、大きな皿も出てきた。
ついでに赤ワインも注文。
グラスワインで出せる物の中で、ソムリエおまかせだ。
しっかりした重めの赤ワイン、焼いた肉に合いそう。
先ほどのタン元かな?
(タン中も少し混じっているそうだ)
焼いてからじっくり蒸す。
最後の焼き、完成。
少し焼き過ぎじゃないかな?と不安もあった。
しかし、そんな事なく、最高の火入れで完成。
生でも食べられるタンを、焼いて食べると、さらに旨味が閉じ込められた感じでヤバイ。
外は香ばしく、中はジューシーとはまさにこのタンにピッタリだ。
かめのこ。
大きな1枚肉にしたステーキで食べてみたい。
神戸牛カルビ。
融点12度らしく、切っている段階で脂が溶け始めていた。
神戸牛って良く聞くけど、脂が爽やかなので、脂が多い方が旨いんだね。
そして、シャトーブリアンと言われる希少部位を選べるそうだ。
常陸牛、近江牛、神戸牛、選べるか??
産地別に特徴を説明してくれたけど、細かすぎて全然わからない。
大間産、那智勝浦産、勝浦産、寿司屋に行ってこの3種類の大トロが食べらえると言われたら何選ぶ?
普通だったら、全種類食べ比べさせて下さいと言うよね?私だったら言うんだよね。
そして、ダメ元でお願いしてみると、一つのサイズが小さくなってしまっても良ければOKとの事。
(普通、シャトーブリアンは大きめに切って焼いて食べた方が美味しいらしいです)
夢のような食べ比べが出来て幸せだった。
某有名テレビ番組で昔やっていた、目隠しして食べ比べしてみたいとも思った。
もも肉。
産地は忘れたけど、力強く焼き加減も絶妙だな。
赤ワインによく合う。
筍が焼かれ始めた。
なぜ筍?と思ったら、〆のご飯に筍が付いてくる。
そして、〆のお肉も登場。
薄切りにして、すき焼き風に仕上げていく。
焼いた筍をすき焼きの割り下に入れ、肉も投入する。
肉と筍をすき焼き風にするって、よく考えたよな。ありそうでなかった組み合わせ?
私でも腹一杯になりかけていたけど、普通盛り(右)。
友人たちは、少なめ(真ん中)、超少なめ(右)にした。
肉も食べきれない方は、シェフに伝えておきましょう。残しておいて、最後にサンドウィッチにして持ち帰れる。
いやー、言葉はいりません。
肉に関しては、歯もいらないくらい柔らかい!
割り下も甘みが強く、ご飯も炊きたてなのか米が立っていて最高。
もう一杯下さい!と、言いたくなるくらい旨い!!
デザートに小玉スイカが出てきて、ご馳走様でした。
小玉スイカも種まで取ってくれる素晴らしいサービス。至れり尽くせりな、贅沢夜ご飯だった。
私は全部肉を食べたのに、3人分作ってくれた。
しかも、友人の1人は食いしん坊な私にくれたので、2人前もってかえった(笑)
次の日、最高のブランチをありがとう。
冷めても美味しい焼肉パンが存在するんだね。辛子が効いたマヨネーズの味と和牛とパンが三位一体になり美味しかった〜
食べ終えて
お会計、3人で93,000円。
(ワインは1人4〜5杯飲んでいる)
肉料理の中では過去最高ではないだろうか。これだけの食材とサービスを楽しめたのだから、私的には大満足だ。
上質な和牛の数々にキャビアや雲丹。(黒トリュフも高いけど、あまり好みではない)
今までに食べた事のないくらい美味しかった、タン!これだけはずっと忘れないだろう。最後のすき焼きも和牛コロッケもヤバかった。
特別な日に行きたいお店にしておく事にする。
デートや記念日使いでオススメなので、男性の方はチェックしておこう。