東京で最も予約困難なイタリアンは「メグリヴァ」なのでは?オープン半年後に足を運んだ時は、当日予約でも食べに行けるくらい普段使いできた。火付け役は誰なのか知らないけど、あっという間に予約困難店になり、終いには紹介制になってしまったのである。
本心では『面倒なシステムになったな』と思いつつも、吉田シェフの料理は好きなので定期的に食べに行きたい。半年後や1年後の予約を取り続けた最後のお店が「メグリヴァ」だ。今はやめてしまったSNS、たまにメッセージをいただく事があり大半が同店へ行きたいのですがどうすれば良いのですか?という相談だった。紹介者が一緒でないとならないので、この日も貸切会をしてメンバーを各々集めてもらい開催。
はじめましての人も多かったけど、両隣に友達に座ってもらいワイワイ料理とお酒を楽しんだ。何度も何度も紹介している同店、この日のコース料理の内容と感想を簡単に紹介していこう。
おまかせ3万円コース
貸切会だと料理とお酒のおまかせコースが楽しめる。価格は2万2千円、2万5千円、3万円。品数は変わらず(確か)値段が上がると食材とワインのクオリティが上がる。
個人的には安い食材の方が好みなので2万2千にしようと思っていた。だが、一応この日行きたいと相談してくれた友人に聞くと『せっかくなら3万円にしようよ』と。二つ返事で了承して、おまかせ3万円コースになった次第である。
乾杯のスパークリングワイン。
シャンパンに引けを取らないおいしさ。家用にデイリーのみ出来ないかな?と、調べたら結構なお値段…
美味しいと思うやつは大体いい値段しますね。
ジェノベーゼの冷製パスタ。
ウニかいくらの組み合わせが定番のスタイル。
一品目から高級食材で攻めてきたね。
白ワイン。
ワインは吉田シェフがボン、ボンとカウンターに置いてくれて、口開け一杯目はグラスに注いでくれます。その後はワインボトルをまわして各個人のペースで注いでいく。
飲兵衛が固まるとあっという間になくなります。
北寄貝とみる貝のリゾット。
イタリア米は粒が大きくて食べ応えがある。貝の旨みも米が吸っているから、素材の味が口いっぱいに広がる。
お皿一杯に盛り付けて、これだけでお腹いっぱいにしてみたい。
ホワイトアスパラ。
みずみずしいアスパラの火入れ具合は安定の素晴らしさ。毛蟹とアサリの出汁のソースにゴルゴンゾーラを加え、しっかりイタリアンな料理の完成させる。
これも10本は食べたい旨さです。
太刀魚のフリット。
カレー粉味に仕上げています。
オマール海老は蒸す前に写真用の演出。
一通り写真が撮り終わると、調理して後ほどまたご対面。
その間にもワインが次々空いていきます。
蒸しあがったオマール海老。
殻を剥き、身を取りだしてから、、、
オムレツの上に乗せて完成。
まぁーこれも定番。何度食べても幸福をもたらしてくれる素晴らしいオムレツです。
鮑のリゾット。(ピラフだったかな?)
高級食材の代名詞のひとつ。鮑はシンプルにバター焼きか蒸して頂くのが好き。だけど、吉田シェフが作ると鮑の主張が抑えられ嫌味が全くない。
むしろもっと欲してくる魅力がある…
最高。
新玉ねぎと温泉たまごのスープ仕立て。最後にサマートリュフをスラスラ。
新玉ねぎの甘みが濃縮されて絶品なのはいうまでもないのですが、作り方を聞いたら3・4時間くらい焦さずに水をくえながら炒め煮をするそうだ。んで、翌日実践したんだけど気の遠くなる作業で途中で断念。
また時間が出来たら挑戦します。
新玉スープに合わせるのがピノ。
このマリアージュを吉田シェフはおすすめしていました。
もう一本、トスカーナの赤ワイン。
ここまでくると、アルコールならなんでも良しになってくるね。
牛肉も出てきたんだけど、取り分けるのを優先してしまい写真撮り忘れ。赤身と刺しのバランスが素晴らしく、相変わらず火入れも絶妙なお肉でした。
牛テールのカチョエペぺ。
パスタも上手なんだよな。パスタ作り上手になりたい。
デザートはピスタチオロールケーキ。
こちらも定番ですね。
昔は持ち帰り販売していたけど、今はネット(?)だけの受付らしい。手間もかかるし、崩れてしまうからお店で食べて欲しい思いが強いのでしょう。
大満足です。
ご馳走様でした。
食べ終えて
最後に友達とパシャリ。京都や福岡や滋賀などを一緒に食べ歩く仲間の1人。勝手に写真載せてよかったかな、怒られたら消します。
実は来月もメグリヴァへ来る予定。幹事は「鮨 かの」さんなので、気軽なものです。やっぱ幹事は色々と面倒だね、もうやりたくない。今回面倒な事があったわけではないけど、向き不向きがあって、筆者は不向き。当日キャンセルも出てきたりしたらムカついて食事どころじゃなくなってしまうだろうな。
予約を取るのは面倒だけど、メグリヴァで久しぶりにアラカルトを楽しみたいね。妻と2人で食べに行こうっと。