『ちょっとそばでも』
『そばですよ』
2冊の本を読んでからすっかり立ち食いそば屋の魅力にはまってしまった。
江戸時代の伝統料理のひとつ。寿司(鮨)、天ぷら、鰻(うなぎ)は値段がグンっと跳ね上がってしまったけど立ち食いそばは今でも良心的な価格で頂ける。
この値段で大丈夫なの?と、食べていて不思議に感じてしまうのも本を読むと苦労は半端ないそうです。早朝から営業しているお店が大半なので夜中から仕込みを開始するお店も多い。
出汁を取り、天ネタを切り・揚げ。生麺を使っている店舗は加えて蕎麦打ち。
感謝の意を込めて、毎回おいしくいただいております。
今日紹介するのは「そばよし 日本橋店」。何度か車で通りかかっていたことも重なって気になっていました。
立ち食いそば界でも有名なので人の出入りが激しい。まっ、立ち食いそば屋ですけど椅子があるので落ち着いて食べられるのも人気に秘密かもしれません。
かき揚げそばと名物の鰹節たっぷりかけご飯を楽しんできたので紹介します。
鰹節問屋が経営の「そばよし」
「そばよし」は宮内庁御用達の鰹節問屋の中弥商店が経営しているそうです。ご主人は13代目とのことなので、色々な意味で恐れ多い存在でもあります。
鰹節問屋ということは、充実した出汁の素材の宝庫。
食べて感じるのは、とにかく鰹節の出汁が効いています。
麺も自家製の生麺にこだわり、注文が入ってから茹でるこだわり。
コシも強く香も素晴らしい。
こんなにおいしいのに、ワンコイン以下で楽しめるんだから、それはそれは頭が下がりますよ。
充実のメニューもお客を飽きさせないこだわり。
夏は江戸前の穴子天そば、納豆そば、とろろそば、めかぶそば。冬からは生海苔そば、特製けんちんそば、四季折々のメニューを展開している。
冷かけも温かいそば・うどんも同じ価格なのは嬉しいサービスです。
一番人気のかき揚げそば(440円)と半ライス(100円)の食券を購入。カレーもあったので半ライスと迷ったんですが、鰹節を作るときにでる節粉をライスにかけて醤油を垂らして食べるのも「そばよし」の醍醐味の一つ。
まずは、王道から攻めていこうと思っています。
食券をカウンターに持っていき呼ばれるまで待ちます。
昼14時過ぎでも店内満席大繁盛。
調理場では常に何かの作業に追われている様子ですが、熟練された手際の良さ。
そばを茹でる、天ぷらを揚げる、盛り付ける、奥では洗い物をする。
まさに自分との戦いのような光景も、賑やかな立ち食いそば屋の楽しみでもある。
かき揚げそば 半ライス
かき揚げそば、半ライス。
半ライスはご飯専用の節粉のボトルが付いているので、適量入れて楽しみましょう。本に書いてあったのですが、持って帰ってしまう輩もいるとかいないとか。。。
おいしいのはわかりますけど、店内で販売しているので欲しいなら買って帰りましょうね!
また、ここに生卵を入れて卵かけご飯にして食べてもおいしいらしいので、次回やってみたい。
細くコシのある麺、透き通る出汁の香豊かな汁、汁に浸って花ひらいたかき揚げ。高級なそば屋と大差ないクオリティに驚きます。特に、出汁の旨味にはこだわりが強く感じられ、季節に応じて鰹節の料理や種類を変えている秀逸ぶり。
まだ、数店舗しか立ち食いそば屋を回っていませんが、間違いなくレベル高い。
たっぷり節粉に醤油を数滴たらして紅生姜。
極め付けは汁を入れて雑炊風にして楽しみました。
もちろん、完飲してご馳走様。
必ず再訪問することと、季節の限定メニューやカレーも制覇してみたいと思いました。
食べ終えて
平日しか営業していませんが、三越に買い物に来たついでに食事するのもおすすめです。年配の女性客も多く見つけられたので、女性層に人気があるのも納得。
また、日本橋店の他「神谷町」「京橋」にも店舗があるので、そちらの方が近い方は是非行ってみてください。お財布にも優しいのは嬉しいですし、何よりこだわりが感じられる立ち食いそば屋です。
これからも、たくさんにお店にまわって自分なりに立ち食いそば屋経験値を高くして、来世に残せるような発信をできたらいいなっと考えています。
今日も食べコン(食べ歩きコンシェルジュ)に来てくれてありがとうございます。
通勤途中、ランチ中、会議中、何を食べようか悩んでいる方、少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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