いつかは行ってみたいと思っていたお店の一つ「水口食堂」。友人の一声がきっかけで、重い足をようやく剥ける事ができた。
周辺はホッピー通りと言われる、いわば観光スポット。地方から浅草へ遊びに来た若者や外国人観光客相手に商売をしている商店が多い。
その中でも人気のお店が何軒かあり、一度は経験してみようと食べに行ったら、全然美味しくない!!これが美味いと紹介していた某グルメアプリの某氏は本当味覚が合わないのだと実感し、不貞腐れて直ぐに店を後にした(笑)
これで帰るわけにはいかない。
そこで、素人が集まるホッピー通りから一本路地入った場所にある「水口食堂」で〆て来たので紹介しよう。
食事処・酒肴「水口食堂」へ、初訪問
(三度目の緊急事態宣言が発令され、禁酒法(?)が5月11日までなので、行く前にお店の状況を電話で確認するようよろしく。)
食事としても居酒屋としても使い勝手がいい「水口食堂」。昼から夜まで通し営業なので、食事難民や酒場難民には是非覚えておいてもらいたいお店の一つ。
1950年創業。かれこれ60年以上商売を続けているレジャンド店!
最近の流行りのような店構えもスタイルも無く、定食屋として始めた当初と変わらないスタイルを今でも実直に続けている。
外に食品サンプルが飾ってあるお店も見かける事が減った。
昔は定食屋、洋食屋、蕎麦屋にはメニューのサンプルが置いてあり、幼い頃は手で触って親に怒られたりもしたな。
今はメニュー表があり、スマホで調べれば写真が出てくるから必要性は無くなったのかね?食品サンプルがあるだけど、店の雰囲気が垣間見えるから、歴史あるお店は残して欲しいなっと私は思う。
「水口食堂」を堪能
お酒は一通りある。
焼酎はボトルがあるから、大人数で来た時には嬉しい価格設定。
料理も刺身、煮魚、焼魚、フライ物揚、玉子料理、色々あり過ぎて目写してしまう程品数が多い!友人曰く、フライ物がおすすめと話していたので頂こう。
後は、、、
ワインも何種類かあるので気になる方は裏面をチェック!
さっ、何を食べようかな。
仕切り直しの瓶ビール。
赤星ラバーとしては、置いてあるだけでテンション上がる!
揚げ物は、大好きなメンチカツ。
厚衣で高温で揚げているのか、外はカリッと、中はジューシー的な物。肉汁も甘く、備え付けのマカロニサラダも旨い!
名物の「炒り豚」も注文。
スライスされた豚肉と玉葱を、酸味と甘味のあるソースで炒めたやつ。
お酢、ソース、ケチャップ?店オリジナルのソースで、初めて味わう感じ。ご飯が進む系の一品。
オムレツ。
巨大なオムレツは卵何個使っているのだろう。3個〜4個くらい?
ひき肉も入っているから、見た目より食べ応えもある。
ハイボールを頂き、
その後はチューハイ!
〆は、ナポリタンにする。
カツカレーやエビピラフなど、とにかく食事メニューが多い中、昔懐かしいナポリタンをチョイス。
玉葱、ピーマン、マッシュルーム、喫茶店で出て来そうな酸味の少ないマイルドな味。
喫茶店のナポリタンといえば、パスタを茹で置きしておくのが一般的。「水口食堂」も多分そうしていると思う。
一時期ナポリタン好きすぎて、いろいろな店に食べに行ったりしたな。新橋の大好きだったお店が突如、閉店してしまい食べられなくなり、ショックを受けた事をふと思い出した。
ご馳走様です。
食べ終えて
一見シンプルな料理なので食材さえ買い込めば家でも出来るのでは?と、思う方もいるでしょう。ナポリタンだって、オムレツだって揚げ物だって、自分で作れば好きな量食べられるし安く済むのは分かる。
ただね、やっぱお店で食べると家庭では出せない火力だったり、一手間も二手間も加えた味わいがあるんです。お店が歩んできた歴史と雰囲気も味の一つ。
何度も通いたくなるお店が浅草にありました。
情報弱者商売のホッピー通りのお店より、路地一本入った「水口食堂」の方が100倍いいよ!また浅草来ることあったら寄りたいと思う。