新日本橋にある老舗蕎麦屋、「室町砂場」です!
江戸時代から続く蕎麦御三家、藪、更科、砂場。その中でも一番歴史が長いと言われている砂場の蕎麦を始めて食べて来た。
近所なのと通し営業なのでいつでも行けるので後回しにしていたお店の一つ。土地柄年配の方々が昼から飲んでそうなイメージが強いが、果たしてどうなのか?
昼からとことん堪能してきたので紹介しよう。
昼から飲める老舗蕎麦屋「室町砂場」へ行ってみた
新日本橋。
家から歩いて15分位で行ける駅。
利用した事ないけど神田駅にも近いので行く度に通っている。
前日友人と「かつぎや」で飲み過ぎて二日酔い&頭が痛い。夜鮨屋を予約しているので昼は軽めにして夜に備えようと思ったのだが、蕎麦以外のメニューがどうにも魅力的なのと、皆飲みながら楽しんでいる。
店内入った瞬間、これは飲まないと後悔する!と、判断した私は相方と一緒に嗜む程度に飲むとする。
蕎麦屋なので、冷・温と種類が豊富なので迷ってしまう。(うどんもあるけど食べている人は居なかった)
通常メニューにある物から季節限定物もある。多過ぎると迷ってしまうのがいつものパターン。
何にしようかな。
と、その前にビールや日本酒を嗜む予定なので一品料理から攻めて行こうと思う。
蕎麦屋の定番おつまみといえば、、、
出汁巻卵?焼鳥?そばがき?かまぼこ?
蕎麦屋=で思い当たる料理が何品もあるけど、何故なのか?居酒屋でもあるメニューだし蕎麦屋で食べなくても良いようにも思える。
出汁が美味しから出汁巻卵?
いや、違うだろうな。蕎麦屋に適した、蕎麦の味を活かしたおつまみとしてポピュラーになったんだと思う。
「室町砂場」を堪能する
二日酔いでも昼から飲む麦ジュースは美味しく感じる。
博多食べ歩き旅行から帰ってきて以来の昼飲み!最高ー!!
定番の玉子焼。
上では出し巻き卵と伝えたけど、ここでは玉子焼の名称。鰹出汁が効いていて好み!甘い玉子焼が苦手なので、断然出汁巻派。
焼き鳥(タレ)。
基本専門店でしか食べない焼き鳥は濃い口のタレが全体に纏わりつき肉自体も柔らかい。もも肉だけでなくレバーの部位も入り臭みは全くなくレベル高い。
備え付けのネギもまた良い!
揚げぎんなん。
塩加減が良く日本酒が飲みたくなる!
ひろうす。
関東ではがんもどきと呼び、関西ではひろうすと呼ぶらしい。原点は全く違ったそうだが、がんもどきと同じと考えて良いでしょう。
優しい出汁を吸い込んだひろうすは年配の方に人気がある一品。
日本酒が進む〜
結局スイッチが入ってしまい日本酒三合くらい飲んだかな(笑)
迎い酒だけど不思議と飲めるんだよね。夜の予定大丈夫かな〜
しばし日本酒と料理を楽しみ箸休めにお新香を頂く。
そば味噌。
お店の方が日本酒アテに人気ですよ!とオススメして頂いたので注文。ちびちび舐めながらゴクゴク日本酒を流し込む。
おっしゃる通り、最高のアテです!あざっす。
天もり。
最後は蕎麦で〆る。人気メニューの天もりを注文すると、蕎麦汁の中にかき揚げが浮かび二八蕎麦は別もり。別もりスタイルは「室町砂場」が発祥らしい。
出汁の効いた濃いめの汁に蕎麦をじゃぶじゃぶ付けて一気にジュルッと!ファーストタッチは緑のたぬきの印象が強いけどインスタントよりも深みが違う美味しさ。
逆に緑のたぬきに似せているレベルの高さを評価すべきなのか、これが伝統の蕎麦なのか良く分からないが面白い。
とり南ばん。
もう一種類は家でも作るようになりこだわっているとり南ばん。
とり肉をどのように調理しているか分からないけど、やはり味の深みが凄く実感出来る。ネギの食感も楽しめつつ素材の味が生きている。
七味で香りを足したりと、とてもほっこりする味。
老舗の味が良いのか悪いのかは別として、それぞれが丁寧に作られバランスの良い料理と蕎麦だった。
ご馳走様でした!
食べ終えて
先入観とういうのが様々な物にある。
歴史が長く江戸時代から守り続けられている蕎麦御三家の一つ砂場を初めて食べて思った事は、蕎麦自体にもこだわりはあるものの、最近流行っている蕎麦屋に比べると普通に感じてしまう。普通が褒め言葉になっていると思って欲しいけど、もっと面白く蕎麦を楽しませてくれるお店は多々ある。
東十条の某店のインパクトに勝る蕎麦屋には出会った事無いが、昼間から落ち着いた雰囲気で食べ飲みするには良いと思う。年配の方々が楽しそうに昔話でしながら熱燗を嗜む姿はとても良く、私もいつかあの様に楽しんでみたい。
ランチで行くには価格も高めなので、休日のご褒美や昼間から飲み歩きをする時には覚えておくと重宝できる。
さて、スイッチも入ってしまったので二軒目行こうかな〜(笑)