天ぷらに一品料理が絶品過ぎる!「旬恵庵 あら垣」(新富町)

新富町にある「旬恵庵 あら垣」(以下、「あら垣」)にて開催された、貸切会にお邪魔させて頂きました!

(「旬恵庵 あら垣」と書いて「シュンケイアン アラカキ」と読みます)

この日のメンバーは飲食店の方が多く、その中でも寿司職人が3人!毎度ご一緒させていただいて感謝しかありません。

「あら垣」は某有名飲食店オーナーさんも経営に絡んでいるらしく、あっという間に人気になった名店。

移転オープンしてから予約が困難になるつつあるので、是非「あら垣」を堪能して欲しいので紹介したいと思います!!

「旬恵庵 あら垣」にて、おまかせコースを堪能してきた

上でも話した通り、飲食店の方々と食べに行くと、食材や調理法の勉強になる。繊細な和食に関して、全くわかならない私に親切に教えてくれるので、私自信経験値が上がって為になっている!

18時からの貸切会だったのですが、1人私と同じくらい酒を飲む酒飲みが居て、一緒に0次会をやろうと誘ったら快くOKしてくれたので近くの居酒屋で一杯引っ掛けてから行くことに。

(結局一杯で終わらず、3〜4杯は飲んだかな(笑))

新富町駅から徒歩5分弱、一見寿司屋さんみたいな外観だ。本当にここが天ぷら屋なのか?と、疑問に思ってしまったが、ここが今回の目的地「あら垣」です。

扉をスライドさせ、暖簾を潜ると既に皆揃っていて私たち待ち。(お待たせして申し訳ありません)

L字型のカウンター7〜8席くらいは座れる空間。この日は7人で楽しみました!!

14,000円(税別)コースを堪能

料理メニューは、14,000円(税別)コースのみです。

(飲み物はメニュー表があります)

先付け

のれそれと菜の花!

ツルンッとした舌触りが楽しめるのれそれは、穴子の稚魚。塩昆布ポン酢との味付けも絶妙です。

お椀

うるい、こごみ、木芽と蛤の潮汁。

山と海の旬の食材を上手に使う技法は素晴らしい。これが天ぷら屋で食べられる一品料理なのか!?

素晴らしい。

お造り

内湾の平目と真子と三つ葉のゼリー寄せ!

平目のむっちりした食感の柔らかさと旨味は言うことないけど、煎り酒の旨さがハンパない!!タレと言えば良いのか、食材を何十倍もの旨さにする最高の煎り酒です。

これに付けたらなんでも美味しくなってしまうような気がする。

小鉢

花山葵のお浸しなんですが、いかに花山葵の辛味を逃さないかがポイントらしく、試行錯誤の末チルドにして食べるのがベストらしい。

確かにチルド感のある食感もあるけど、それ以上に風味が抜群でずっと食べていたくなる旨さです!

この日の天ぷらネタ!

寿司屋顔負けの極上のネタが揃っているのでワクワク。車海老、穴子に牡蠣、ヤバイ🤣

〜ここからが天ぷら〜

タラの芽・そら豆・ホワイトアスパラガス

秋田県産、タラの芽!

苦味と甘味のバランスが良い。

そら豆特有の味や香りに加え香ばしい。

ホワイトアスパラガスとは、こんなに甘味が強いのか?

食感、甘味、どちらも最高。

白魚・車海老・メゴチ

白魚の海苔巻き!

立派な白魚に海苔を巻いて揚げる技術、素晴らしいです。

鹿児島県産の車海老!

芯がレアでメチャクチャ甘い!!寿司屋で茹で上がりの車海老を食べるのと同じ原理で、揚げたても極上の甘味です。

1人二尾も出してくれるますが、美味しすぎてあっという間に完食。

しばし余韻に浸ります。。。

メゴチの天ぷらとは珍しい。

いや、寿司屋でも出てきたことがない様な気がするな、、、

かなり貴重らしく、「超レア」と同席した寿司職人が言ってました。

車海老の頭塩焼き

先程の、車海老の頭を焼いた一品。

頭に残ってる味噌が香ばしく、お酒が進む。

冷やし鉢

天ぷらの間に一品を挟んでくるところも面白い。

しかも蛸が柔らかく、物凄く好み。柚子の香りもあり、寿司屋で出てくる蛸の桜煮みたいな食感だけど、冷たくてさらに蛸の旨味を味わえるんだよね。

一々美味しくて頷ける。

甘海老の塩辛

殻から出汁をとったタレと頭などに加え、塩辛ベースに漬け込んだ究極の一品。

ご飯が進むぜ!

蕗の薹・筍根先・筍根元の田楽

再度天ぷら料理!

蕗の薹(フキノトウ)は春の食材だけど、もう出始めてるらしい(2月末日)。

咲いている様なビジュアルは素晴らしく、目で楽しい。ほのかな苦味も食材の旨味もしっかり引き立てています。

筍根先とは、筍の小さい物かな?

正直、この辺りからお酒が回って酔っ払いだったので記憶が曖昧だ(笑)

筍根元の木芽味噌は食感に加え、鮮やかなソースの香りがバランス良い。

椎茸・春子・牡蠣・穴子

肉厚でジューシーな椎茸!

寿司屋でしか食べた事がない、春子鯛(かすごだい)。

大葉と実山椒と梅こぶし佃煮ソースの組み合わせは想像を絶する美味しさ!複雑な味付けだけど、口に入れると纏まってるから凄い。

大船渡産の牡蠣!

牡蠣はドライエイジングしているので、そのまま食べるより旨味が強い。牡蠣によっては火を入れると身が縮んでしまうのも多いけど、大船渡産のは大丈夫らしい。

養殖の仕方で全く異なる味や調理法ができる牡蠣も勉強してみたいな。

小柴産の穴子もフワッフワッ!

はっさくシャーベット

デザートが出てきたからもう終わりか〜、と残念がっていたけど、これは口直しらしく〆が出てくる!

芝海老の天茶

優しいお出汁と芝海老の甘味でホッと落ち着く。

(かなり酔っ払っていたけど、ここら辺は少し記憶があるかな)

芝海老天丼

あれ?俺これ食べたってけな??

記憶が全くないけど、これも絶対美味しいやつ!

生姜汁やジャスミン茶、黒糖プリンが出てきたらしいけど私は夢の中だった(笑)。なんでこんなに酔ったのだろうか?

居心地が良過ぎたのと、純粋に飲み過ぎたのだろう。

日本酒は4合飲み、チャイサーに芋焼酎のソーダ割りも貰っていたかな調子に乗り過ぎたな(笑)

しかも大将が沖縄出身だったので、泡盛も飲んだ様な記憶がある様な無いような。。。

とにかく、美味しく楽しめて最高でしたーー!!

食べ終えて

あら垣店主曰く、「天ぷらは揚げるのでなく、蒸すのです」と。食材の旨味もギューと濃縮させ、熱を入れることによって甘味を引き出す。だから、寿司屋より新鮮な食材を使わないと、臭みやネタの悪さがわかりやすいので、難しい。と思った。

「あら垣」は天ぷらがメインのお店だけれど、一品料理が本当に美味しく、割烹料亭顔負け。伊達に中央区でお店をやっているだけあるし、もっと流行ってもおかしくない!再訪問は間違いないかな。

この日はベロベロに酔っ払ってしまったので、料理を最後まで楽しみつつ、ほどほどに飲みたいと思います!

ご馳走様でした〜!!

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