すすきの交差点から徒歩1分の場所(有名なブラックニッカの大きな看板の裏)にある、「ビストロ ポワレ」へ行ってきました。
今回の札幌食べ歩きはラーメンや寿司が多く、フレンチやビストロは一軒も行ってなかった!
正直、「東京に比べたら、どこも味は劣るでしょ?」と、思っていた私だが、「ビストロ ポワレ」は一品食べたら、「次は何食べよう。あれも注文したい、こっちも食べてみたい!」。
私の食欲旺盛な気持ちを常にワクワクさせてくれた。
一応、一見さんお断りのお店らしいので、行く前に電話予約すれば問題ないそうです。
(一見さんは電話無しで行くと入れないので注意して下さい!)
札幌食べ歩きの最終日の夜に行ってきました!
「ビストロ ポワレ」のスペシャリテは、コンソメスープ!
上でも話したように、「ビストロ ポワレ」は一見さんお断り。
情報を知らなかった私は、とりあえず電話し空席状況を確認してから訪問し、入れることを確認しました!
(この時電話しておいて良かった〜)
正直、清潔感とか明るい雰囲気とは程遠い、雑居ビルの二階にお店があります。
(お店の中は綺麗で明るいです)
大通り沿いから行くとわかりにくく、一本裏からビルに入るとわかりやすく明るいらしい。
店内入ると、お客さんは誰もいない。
しかし先ほどまで多くお客さんが居た形跡があり、店主は一人で片付けをしていました。
「ちょうど今お客さんが帰ったところなので、空いてる席にどうぞ!」と、愛嬌のいい大柄の40代くらいの店主。
店主は、飲食店コンサルティングや調理学校の講師もやったり、時にはケータリングもこなすほど、多忙な方らしい。お店もほぼ一人で切り盛りしているので、今は一見さんお断りとの事。
壁に飾られたワイン(空き瓶)の数々は、つい撮りたくなるフォトジェニック!
その上には手書きで書かれたメニューの数々。
メニューを見ていると、片付けが落ち着いた店主が奥から出てきて、
「今日は一軒目ですか?それとも二軒目ですか?」と。
いきなりそのような質問をされたのは初めて。
ここは正直に、「二軒目です」と伝える。
そしたら次は、「お腹は空いている?それもとも軽めにしておく?」
ここまで質問してくるか!?と、少しイラっとした。
ただ、よーく考えてみれば、その質問は有難い。なぜかというと、メニューを見てもオススメや量はわからない。
さらには私みたいに食べ歩きの数軒目で来たとなれば、オススメのみを少しずつ食べたいのです!
なので、正直いろいろ食べたかったけど、腹八分目だったので、
「軽めにお願いします!」と。
なんとなく、この人(店主)ならお任せすればいろいろと作ってくれそうだな。と思った。
ワインも赤と白、お任せで注文し、いざ楽しむ事に!
ビストロ ポワレを堪能
乾杯のグラスワイン各種。
お好みを伝え、赤は重くて飲み応えのあるもの、そして白は飲み口スッキリだけど香りが強いもの。
2013年(赤)と2014年(白)を出してくれました!
どちらも期待通りのチョイス!
おつまみ盛り合わせ(店主おまかせ)
運ばれてきたのは、これ!
「肉と魚、どっちがいい?」
との質問に、私は真っ先に、「お肉で!」
そう言って運ばれてきた、お肉メインのおつまみ盛り合わせです。
ポークテリーヌやホワイトアスパラにキッシュ、さらには焼き鳥のように串に刺さった砂肝。
見て楽しい、一皿!
そして肝心の味は、
素材を活かした料理や、コンソメジュレや柚子胡椒をつけて食べたりと、面白い!
このようにちょっとずつのワンプレートは、個人的にはとても嬉しい!!
追加でワインを!
ワインの種類によって、グラスを変えているところも流石だな。
ここから、しばし店主と話をしながら札幌の事や店主の事、そして私たちがこの旅で食べ歩いたお店の話を。
そしたら私たちが食べ歩いてお店、ほとんど知っていました!
さらには、そこの店の特徴や何が美味しいとか、さらには店主の名前までなんでも知っていた、、、(笑)。この人何者なんだ?
色々と聞いていると、札幌の飲食店を盛り上げる活動をしているので詳しく、横のつながりを大切にしているのでしょう!
時には、イベント主催も行っているそうです。
森町ひこま豚ベーコンのカルボナーラ(1,800円)
おつまみで帰ろうかと思ったけど、話をしていると、あれもこれも食べたくなってしまう。
最後にパスタでも食べようと、考えた結果、カルボナーラ。
「本場のカルボナーラは、生クリーム使わないんだよ」
そんな言葉を残し調理場へ入って10分強。
ベーコンの塩気とアスパラの食感の良さに加え素晴らしい甘み、そこへさっぱりとしたソースに細いパスタ麺。
一言で表すなら、「大人のカルボナーラ」
子供が食べても美味しくないし、大人でもこの上品な味はわからないかもしれない。
私も正直、説明をしてくれなかったら、「さっぱりしたカルボナーラ」くらいで終わっていたでしょう。
「ヤバイっ!もっと違うパスタも食べてみたい。ねっ、もう一種類注文しない?」
考えていると、私たちの会話を聞いていた店主が、
「だったらうちのスペシャリテ食べてよ!」
道産牛のコンソメスープ(1,500円)
「スペシャリテ!」
そんな言葉を言われたら、食べないわけにはいきませんよね!
原価も一番高いし手間もかかっていて、作るのに4日間はかかるそうです。
スプーンを口に運んで行く途中で、「牛っ!牛ッ!!牛ーッ!!!」
素晴らしい香りで、焼肉屋で、熟成された和牛を炭で焼いて、焼き終わった和牛を口に運ぶん手前と同じくらい!
(伝わったかな(笑)?)
そして飲んでみると、、、むむ!?
先ほどの牛の香りが瞬間移動のごとく、サッと抜けコンソメの味がダイレクトに喉を通過していく!
正直、こんなコンソメスープ飲んだ事ないから他と比べられない(笑)
一つ言える事は、奥深い味わいで、ずっと余韻に浸れる素晴らしいコンソメスープです。
食べ終えて
食べ終えて、先ずは賛否両論あるとは思うけど、店主はずっと話していたので、好みが分かれる(笑)。
いろいろと料理の話やお店の話、さらには札幌のオススメの店も聞けたけど、店主がずっと一人で話していた(笑笑)
料理やワインは、「もっと食べたい飲みたい!」という気持ちがあり、一軒目で来たかった!
大人数で行き楽しむのがいいかもしれないな〜
いやー、しかし、美味しかったけど、値段もそこそこします。
札幌といえど、ここは東京並みに金額設定だったな(笑)